ジチタイワークス

熊本県美里町

eスポーツで高齢者の健康増進と世代間の新たな交流を推進!

※下記はジチタイワークスVol.17(2021年12月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

年齢や性別を問わず誰でもプレーできるeスポーツの特性を活かし、地域課題の解決に取り組んでいることで注目を集める美里町。令和2年9月に、熊本eスポーツ協会と連携協定を結び、「eスポーツでいい里づくり事業」を開始。高齢者に対する認知症予防や若年層との交流が目的だ。当初は、ゲーム機を前に抵抗感を覚える高齢者が多かったが、一度触れてみると「孫がゲームを楽しんでいる理由が分かった」と、好意的な意見が挙がったという。

町内の集会所では、定期的に60代後半~90代の住民が集まり「ぷよぷよ」を楽しんでいる。開催頻度に合わせて認知機能などの検査も実施。令和3年6月には、“eスポーツをする高齢者の約9割に注意力の向上が見られる”と成果を報告している。また、同町では令和2年度より必修化された小学生のプログラミング教育にもeスポーツを活用。小学生チームと高齢者チームに分かれ、ぷよぷよの対戦を行うなど、世代間交流も実現した。「今後も事業に広がりを持たせ、“eスポーツの聖地”と認識してもらえるよう取り組みを進めていきたい」と担当者は力を込める。

※モニター内の画像©SEGA

 

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