※下記はジチタイワークスVol.10(2020年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
豊橋市財務部資産税課の土地係では、令和元年の土地の課税調査において、タブレット端末とGoogleMapを活用する試みを行った。
従来の課税調査では、紙の地図の作成や調査地点のマーキングなどの事前準備に、1校区当たり約2時間を要していた。また調査へ向かう際には、現在地や進行方向を把握しながら調査順序や道順を考える必要があり、紙の地図での把握が職員にとって大きい負担になっていた。
そこで一人の職員が、GoogleMapへ調査地点をマッピングできるExcelシートを作成。座標検索機能、調査順序試算機能、CSVファイル出力機能を備えることで、4校区の調査に8時間かかっていた準備時間が45分に短縮された。地図をデジタル化したことで、効率的に業務に取り組めるようになったという。「今後は課内のみんなが使えるようにマニュアルを整備し、システムの更新をしていく予定です」と担当者はこの取り組みに前向きだ。