ジチタイワークス

岐阜県多治見市

暑いまちの暮らしの中で役立つ熱中症予防のドラマを独自で制作。

※下記はジチタイワークスVol.27(2023年8月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

平成19年に日本一の最高気温を記録し、夏には打ち水やうちわの配布など、様々な暑さ対策を実施してきた多治見市。新たな対策として取り組んだのが、夏を乗り切るための“胸アツ”なドラマ「#アツドラ.」の制作だ。ドラマの随所に熱中症対策に効果的な食事や水分補給のシーンなどを盛り込み、本編の最後には、その場面をまとめて振り返るダイジェストコーナーを設けたという。

ドラマ制作の経験はなく、ゼロからの挑戦だったが、台本も自ら作成し、市民を対象に出演者やボランティアスタッフを募集。オーディション形式で配役し、ほかの応募者は、エキストラとして参加している。

ドラマは学生や20〜30代、高齢者という3世代を主役にした3部作で構成されている。「高齢者や子どもは特に熱中症に留意が必要といわれている中で、それぞれの目線に立った物語の方が視聴者に分かりやすいのではと考えました」と井戸さん。撮影は全て市内で行い、有志の市民と一体になり作品を完成させた。職員で話し合い、動画の長さは10分前後に設定。飽きられずに見てもらえるような工夫を施したそうだ。

市の観光情報も盛り込みながら、市内各所で撮影。
 

「ドラマを面白く楽しんでもらいながら、熱中症対策をしっかりと訴求しています。動画は季節を問わずに公開しているので、今後も多くの方に見てほしいです」と期待を込める。


 

多治見市 経済部
産業観光課
井戸 綾音(いど あやね)さん

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