※下記はジチタイワークスVol.12(2020年11月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
明智光秀にゆかりのある福知山市にとって、大河ドラマ「麒麟がくる」の放送開始は千載一遇のチャンスだった。様々な企画を立ち上げつつ、令和2年1月には「福知山光秀ミュージアム」を開館。しかし3月の緊急事態宣言で一時閉館となり、ドラマも中断された。それでも同市は諦めない。
まずはWEBで「本能寺の変の原因説」への人気投票を実施した。景品は歴史パロディ作家・スエヒロ氏の作品「謀反に関する大切なお知らせ」で、光秀が謀反を呼びかける“圧着ハガキ”という奇抜なもの。これに応募が殺到し終了後も問い合わせが相次いだため、その声に応えるべくクラウドファンディング型ふるさと納税を実施。メイン特典はもちろん、この“謀反のお知らせハガキ”だ。
結果、約1,100万円という最終目標に到達した。担当者は「多くのサポーターとのご縁ができたのが何よりの収穫」と語る。光秀公も天上でご満悦のことだろう。