※下記はジチタイワークスVol.31(2024年4月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
北広島市では、“目指す都市像・職員像”を全職員が共有し、一丸となって仕事に取り組むことを目的に、庁内放送で「朝のスピーチ」を実施。スピーチは週に2回、始業時に3分程度放送され、各自がまちづくりや仕事への思いを語る。さらに、取り組みが開始された平成28年度から、スピーチ内容をPDFにまとめ、市のホームページで公開している。そうすることで市民はもちろん、スピーチ時に不在の職員や出先機関の職員にも共有できるという。
当初は、全職員でスピーチを行っていたが、令和4年より市長、副市長、教育長や管理職、新規採用職員に対象を変更。現在は、年度初めに特別職・管理職からスピーチを行い、市長指針やまちづくり、各部署の動きなどを庁内に共有する。その後、9~10月頃に新採職員が担当し、入庁から約半年が経過したタイミングで仕事を振り返る場になるように工夫している。新採職員が全庁に向けてスピーチすることで、仕事で接点がなかった他部署の職員にも、知ってもらうきっかけになっているという。
「所属部署にとっても、本人の思いや考えを今後の指導方針に活かせる機会になるのではないかと思います」と新井さん。部内外を問わず、庁内全体のコミュニケーションの活性化につなげたいと意気込んでいる。
▲令和5年度にスピーチを行った新規採用職員の伊波 花さん。
北広島市 企画財政部 政策広報課
新井 紗恵子(あらい さえこ)さん