ジチタイワークス

愛知県岡崎市

自分らしく生きるための“終活”をオリジナルゲームで後押しする。

※下記はジチタイワークスVol.37(2025年4月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

岡崎市は、第二の人生を自分らしく過ごしてもらおうと、終活の普及に注力している。地域包括支援センターに寄せられる高齢者からの相談を踏まえ、元気なうちに終活に取り組んでほしいと考えたのだ。民間企業やNPO、法律家、福祉職らと意見を出し合う“アイデアソン”というイベントを開催。そこで、ゲーム形式で楽しく60歳以降の人生を疑似体験するゲームを発案した。

「終活スゴロク」は、同センターとNPOが協働で制作。60歳からスタートし、高齢期に直面する様々な問題を福祉制度や人とのつながりで解決しながら、健康長寿を目指すゲームだ。認知症予防や特殊詐欺などへの注意を促すとともに、筋トレの習慣や趣味の充実など、心がけてほしいことも紹介している。また、「おかざきゴールデンシニア人生ゲーム」は、おもちゃメーカーと制作。高齢期を体験できる内容で、子どもから大人まで楽しく取り組める。

「ゲームを通して終活を前向きに、自分事として捉えることができるため、住民の関心が高まりました」と早川さん。今後も、住民がより具体的に将来を想像できるよう活用したいという。「民間企業や地域とつながることで、住民の生活の質を向上させたいです」と意欲を見せる。

簡易版終活スゴロクはこちらよりダウンロードできる。

岡崎市 福祉部 ふくし相談課
早川 小まり(はやかわ こまり)さん

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