※下記はジチタイワークスVol.24(2023年2月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
冬期の積雪時において、地域を守るための道路除雪は雪国での重要な作業だ。しかし、除雪オペレータの高齢化によって、担い手不足は近年の深刻な課題である。道路除雪は通勤・通学前の未明に行われていることが大半なため、普段は除雪作業を目にする機会も少ないという。除雪作業への興味関心を高めてオペレータの希望者を増やしたい、というねらいで開催されているのが、「ニイガタ除雪の達人選手権」だ。
雪の塊に見たてたタイヤを押しながらS字のコースを走行する「スラロームwithタイヤ」や「バック走行クランク」「障害物幅寄せ」など、除雪車の操作の正確性を競う5種目の競技を実施。普段間近では見られない除雪車とオペレータの精巧な技術に、大人だけでなく子どもたちが夢中になる姿も。令和2年10月に初開催し、3回目となる令和4年は643人の観客が来場。子ども向けのワークショップや体験コーナーもあり、来場者は子どもを連れた家族が多いという。
「若い世代や子どもたちが多数来てくれていることに手応えを感じています」と担当者。今後も毎年の開催を目指すとともに、「新潟県だけでの開催にとどまらず、規模を大きくしていってほしいという声もいただいています。興味をもってくださる自治体があれば、一緒に取り組んでいけたら」と今後のさらなる展開に期待を込める。
1チーム3人、全5チームの総勢15人による選手権
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