ジチタイワークス

大分県

アジア初の“水平型宇宙港”選定を機に、宇宙人も訪れたくなる!?地域づくりへ。

※下記はジチタイワークスVol.21(2022年8月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

令和2年、大分県と、米国の宇宙開発企業「ヴァージン・オービット」が連携し、大分空港が“水平型宇宙港”になると発表された。水平型宇宙港とは、小型衛星搭載ロケットを積んだ飛行機の離発着場だ。打ち上げ台などを使わずに、人工衛星を宇宙へと運ぶ。大分空港には3,000m級の滑走路があり、近隣に産業集積都市があること、温泉や自然・歴史など観光に強みがあり、長期滞在できる点などが評価されたという。

「これを契機に、新たなブランディングとして『宇宙ノオンセン県オオイタ』のプロモーションを始めました」と担当者。

宇宙人が県内各地を訪れる内容のPR動画を制作し、配信。旅行客が“宇宙人です”と自己申告すれば、宿泊の割引が受けられる「宇宙人割」を実施するなど、ユニークな取り組みが話題だ。「当県には神仏習合、南蛮貿易など、多様な文化を柔軟に受け入れてきた歴史・風土があります。宇宙人を歓迎するというプロモーションにも、県民や地元企業は好意的でした」。

令和4年度は宇宙人割を飲食店や観光施設へも広げ、同県の特産品などを星座に例えた「オオイタリウム」を展開するという。「水平型宇宙港の取り組みを一層盛り上げ、大分に興味をもってもらい、移住や企業進出へも発展できたら」と、今後の動向にも目が離せない。

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