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宮城県塩竈市

市民とともに街の安全を守る!「しおがま防災投稿ポスト」とは?。【行革甲子園2024】

全国の市区町村の創意工夫あふれる取り組みを表彰する、愛媛県主催の「行革甲子園」。7回目の開催となった令和6年の「行革甲子園2024」には、35都道府県の78市区町村から97事例もの応募があったという。

今回はその中から、宮城県塩竈市の「危ない!カシャ!ピッ!しおがま防災投稿ポスト」を紹介する。

※本記事は愛媛県主催の「行革甲子園2024」の応募事例から作成しており、内容はすべて「行革甲子園」応募時のもので、現在とは異なる場合があります。

取り組み概要

塩竈市では、令和5年12から公式ホームページやSNSで、放置しておくと事故につながる可能性がある情報を募集する「防災投稿ポスト」を実施している。投稿された情報は、速やかに処置するか、対応について検討し、処置された内容または検討内容については、ホームページで紹介する。

背景・目的

市民の防災に関する意識を高め、市民に寄り添って市域の不安全状態を排除して、市民生活の安心・安全に寄与することを目的としている。

取り組みの具体的内容

特徴(独自性・新規性・工夫した点)

① 誰でも簡単に投稿ポストの入力画面に移行できるようにポスターや配布チラシに二次元コードを掲載
② 必須入力項目は、写真、撮影住所、現場の状況、氏名、連絡先のみ
③ 撮影現場の住所が分からなくとも、入力画面の地図にタップすれば住所が自動表示
④ 投稿者のメールアドレスの入力は任意であるが、入力した場合は、投稿受付のメールが自動配信
⑤ 投稿を受領した場合、危機管理課全員にメール通知し、情報共有
⑥ 危機管理課と担当課とのやり取りは、共有フォルダで対応 

取り組みの効果・費用

① 不安全状態の排除
② 市民の防災意識の向上
③ ホームページに対応状況を掲示するため、各課の対応が早い
④ 市のレスポンスが早いことで、市民との信頼関係が向上

取り組みを進めていく中での課題・問題点(苦労した点)

① 防災投稿ポストは、駅、全スーパー、ガソリンスタンド、公共施設、市営住宅などにポスターを掲示したり、町内会総会や自主防災組織会議などに説明を実施していたが、なかなか市民に浸透されなかった。

② 民有地や市道以外の案件は、対応に時間がかかる。

今後の予定・構想

今後、県、警察、消防と連携した仕組みを構築したい。(現在未調整)

他団体へのアドバイス

市民の防災に関する意識が高まり、職員の問題解決能力の向上が期待できる。

【塩竈市公式ホームページ:防災投稿ポスト】
https://www.city.shiogama.miyagi.jp/soshiki/9/42242.html

【行革甲子園】全国の自治体の創意工夫あふれる取り組みを紹介! 記事一覧

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