ジチタイワークス

佐賀県

地域住民主体の小水力発電所で“自立した地域づくり”を目指す。

※下記はジチタイワークスVol.16(2021年10月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

再生可能エネルギー調達の手段の1つとして注目される小水力発電とは、最大出力1,000kW以下の水力発電を指す。佐賀県では、九州大学発のベンチャー企業「リバー・ヴィレッジ」と協働し、採算が見込める最小規模の小水力発電事業モデル(最大出力30kW)を構築。令和2年度、同県吉野ヶ里町の松隈地区において地元住民が事業化した。同年10月に地元住民全40世帯の出資で「松隈地域づくり株式会社」を設立、既存の農業用水路を活用し、松隈小水力発電所を建設した。

11月の稼働開始後、700万円だった年間目標売電額は、令和3年6月時点で約530万円に達しているという。売電収入は地区の生活用水路の維持補修や地域活性化に充て、“自立した地域づくり”を目指す。

同県では、これらの基本設計から運用に至るまでのノウハウをパッケージ化。 “佐賀モデル”として、全国へ展開していくねらいだ。

 

佐賀県 産業労働部 新エネルギー産業課

 

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