※下記はジチタイワークスVol.10(2020年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
未知の敵「新型コロナウイルス感染症」を前に、どんな対策をすべきか悩む人は多い。そんな中、久留米市は4月1日に「新型コロナウイルスうつらないうつさない一人ひとりができること」を株式会社ホープと協働で発行し、公共施設や医療機関などで2,500部を配布した。自治体と民間企業が協働で新型コロナウイルス感染症の啓発冊子を発行するのは全国初だという。
冊子は、久留米市保健所の監修のもと、すぐに実践できる対策をイラスト付きで分かりやすく展開。また、相談センターの情報が1冊にまとまっているため、市民の不安を取り除く内容に仕上がっている。「予防だけではなくウイルスそのものについても解説されているので、私自身も勉強になりました」と担当者は語る。
また、外出自粛で手に入れることができないが「読みたい」という声が市民から多くあがったことをうけ、5月1日には市の広報誌「広報くるめ」に冊子を挟み込んで約11万世帯に配布。「子どもも読みやすく、保存もできる」と好評を得ている。