ジチタイワークス

静岡県西伊豆町

釣って、売って、食べて、泊まって…地域通貨の循環企画でまちを元気に!

※下記はジチタイワークスVol.13(2021年4月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

西伊豆町は海に面したまちだが、漁師不足や観光客誘致に悩んでいた。そこで、約5年前から釣りと地域おこしをつなぐ取り組みを始め、釣りの大規模見本市に出展するなど釣り客誘致のPR活動も行ってきた。この動きをもとに展開した企画が令和2年9月に開始した「ツッテ西伊豆」だ。

他自治体の事例も参考にしたその内容は、①釣り船を予約して魚を釣る②釣った魚を「はんばた市場」へ持ち込む③地域通貨と交換④地域通貨で食事・買い物・宿泊を楽しむ、というもの。開始から約3カ月で魚の買い取り件数は46件(12万6,437円相当)に達し、地域の船主からは「新しい客が増えた」と好評で、市場での地産地消にもつながっている。参加者は“市場で魚を売る”という体験ができ、子どもの食育にもなる。開始後初めてのレジャーシーズンも目前。担当者は「釣り初心者をもてなす環境を充実させ、『手ぶらで釣り観光をするなら西伊豆』と言われるまでを目指したい」と意気込んでいる。

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