※下記はジチタイワークスVol.13(2021年4月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]愛知県安城市
平成27年、安城市は図書館の建て直しに向けてICT化基本構想を策定、“にぎわいの創出”“ICTの駆使”といった方針を打ち出した。この構想に沿って民間の技術で活用できるものを検討する中で、導入を決めたのが「予約本受取機」だ。
もとより利用者から「閉館時間を延ばしてほしい」という要望があり、18時閉館を19時に延長した経緯もあったが、予約本受取機が導入されれば24時間の対応が可能になる。こうしたねらいのもと、平成29年6月の図書情報館オープンと同時に予約本受取機の運用を開始した。使い方は簡単。手続き時に予約受取先として“受取機”を指定。受け取る際は、図書貸し出しカードを機械に入れ、画面で本を選択するという流れで、月間約700冊の利用があるという。
当初の目的とは異なるが、予約本受取機はコロナ対策にも一役買う。「このシステムなら非接触で利用できるので、ぜひ活用してほしい」と担当者は期待を寄せている。