千葉県佐倉市

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【役所食堂 この一品】サクッ、ジュワッの本格派!佐倉市役所の「唐揚げ定食」

息抜き
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【役所食堂 この一品】サクッ、ジュワッの本格派!佐倉市役所の「唐揚げ定食」

「早い」「安い」から地域との接点へ!自治体職員の胃袋を支える庁舎の食堂が近年、変貌を遂げています。この連載では都道府県庁や市区町村役場の食堂を代表する“この一品”をご紹介。そこには各自治体の特色や地域の誇りも垣間見えます。きょうのメニューは千葉県佐倉市役所の「唐揚げ定食」。ぜひその魅力をご堪能あれ!

※営業時間、価格など掲載情報は取材当時のものです。


食べて納得。注文ごとに揚げたてを提供。

佐倉市役所本庁舎の地下1階に位置する「佐倉市役所食堂」。どちらかというと目立たないロケーションですが、食堂内は明るくて開放的な空間です。そしてお昼時には職員に加えて市民や来訪者も並び、地下とは思えないほどの活気に包まれます。

その看板メニューが「唐揚げ定食」(税込750円、令和8年3月現在)です。注文ごとに揚げており、カウンターで食券を渡すと呼び出しボタンが渡され、席で完成を待つ方式。フードコートなどでおなじみですが、役所食堂ではなかなか見られないスタイルです。

ひと口食べれば、多少の待ち時間は納得です。衣はサクッと軽やか。そして中からは鶏肉の旨みと肉汁がジュワッと広がります。大ぶりの唐揚げ5個にご飯と味噌汁が付いて食べ応えも十分。さらにしっかり食べたい人のために唐揚げ8個(同1,000円)、10個(1,100円)の定食も用意されています。

揚げたての満足感と専門店に負けないクオリティが人気の秘密。庁舎内で手軽に、本格的な唐揚げが食べられるのは職員にとってうれしいですね。

定番からフレンチまで。コーヒーも本格派。

もちろん唐揚げだけではありません。日替わり定食(同700円)や週替わりの魚定食(同980円)、薬膳カレー(同980円)のほか、千葉県発祥の竹岡式ラーメン(同980円)など多彩なメニューが並び、職員の毎日の需要にこたえます。

食堂を運営するのは、周辺エリアでフランス料理店を展開する企業です。このため役所食堂の定番に加えて、ガパオライス(同1080円)や、フランス料理の調理法による鶏のコンフィ(1280円)といったメニューも味わえます。佐倉市内の専門店「オグラコーヒー」が提供する本格派のホットコーヒー(同Mサイズ250円)も魅力です。

佐倉産の米や味噌、野菜など、地元食材の活用にも力を入れているとのこと。地域の企業や食材との連携がこの食堂の特色といえそうです。

健康施策や郷土の歴史も発信。

春は「桜市役所」となる本庁舎。食堂のお知らせが玄関で来訪者を迎える
春は「桜市役所」となる本庁舎。食堂のお知らせが玄関で来訪者を迎える

おいしく多彩なメニューの提供に加えて、この食堂は佐倉市の政策と歴史を発信する場ともなっています。

たとえば「野菜しっかりメニュー」は、市管理栄養士と市食生活改善推進員が考案した料理を市役所食堂で提供し、野菜摂取量の増加や健全な食習慣の啓発を図るもの。地元産の大和芋や蓮根を使い、健康施策を発信しています

また、5,000円札でおなじみの津田 梅子の父で、西洋野菜普及に貢献した地元出身・津田 仙にちなんだメニューも登場します。市内の小中学校では以前から、津田 仙が力を注いだアスパラガス、キャベツ、ブロッコリーなどを使った「津田仙メニュー」給食を実施しており、市役所食堂でも毎月1回、津田仙給食をアレンジした料理を提供しているそうです。

さらに、江戸時代の蘭学研究を通じてつながりのある長崎県長崎市にちなんだ「長崎フェア」開催や、お互いの食堂で共通メニューを出すコラボ企画も実施しています。役所食堂が、地域と地域をつなぐ交流の舞台にもなっているようです。

※営業時間や価格は取材当時のものです。