公開日:
【役所食堂 この一品】漆黒ソースに揚げたてエビフライ!目黒区役所の「ブラックカレー」

「早い」「安い」から地域との接点へ!自治体職員の胃袋を支える庁舎の食堂が近年、変貌を遂げています。この連載では都道府県庁や市区町村役場の食堂を代表する“この一品”をご紹介。そこには各自治体の特色や地域の誇りも垣間見えます。きょうのメニューは東京都目黒区役所の「ブラックカレー」。ぜひその魅力をご堪能あれ!
※営業時間、価格など掲載情報は取材当時のものです。
黒ゴマ、黒糖、ココアと辛さのハーモニー。

「ブラックカレー」(税込980円、令和8年2月現在)は、目黒区の総合庁舎本館1階にある「目黒区総合庁舎レストラン」の看板メニューの一つです。目を引くのは、ご飯に乗った2本の大きなエビフライ。そしてその横に、懐かしいソースポットに入った漆黒のカレーソースが添えられます。
「目黒区役所名物」と銘打たれたこのカレー。マサラ(混合スパイス)に黒ゴマ、黒糖、ココアを加えて仕上げたビーフカレーです。最大の特長である黒いソースは最初は甘く、その後じんわり辛さがやってくる独特の味わい。エビフライは注文を受けてから揚げており、ちょっぴり時間はかかりますが、揚げたての食感が楽しめます。
真っ黒なソースは目黒区の「黒」にちなんだもので、「名物」を名乗るのも納得です。付け合わせとして小鉢が付くのもうれしいポイント。取材時は温玉と青菜のおひたしの組み合わせでした。お好みで温玉をカレーに合わせれば、また違った味わいが楽しめそうです。

控えめメニューや五穀米で健康づくりに配慮。
目黒区総合庁舎レストランは、職員だけでなく区民や来庁者も利用できます。平日のランチ限定の営業で、食券を購入してカウンターで受け取るおなじみのスタイルです。
メニューはブラックカレーのほか、日替わり・週替わりのランチ(定食)、カレーや麺類、丼ものなど定番を揃えます。ミニカレーやミニどんぶりなど控えめメニューや、ごはんの五穀米への変更など、職員の健康づくりに配慮するとともに、定食の一部にはご飯大盛り無料のサービスもあります。
醤油ラーメンとミニカレーの組み合わせなど、価格がお得なセットメニューも用意。カレールーの追加、かき揚げやとり天の追加などオプションが豊富なのも魅力的です。かけそば/うどんが400円、満菜カレー540円、週間Cランチ670円(いずれも令和8年2月現在)と価格設定はリーズナブル。中目黒の商業エリアにほど近い立地も手伝い、お昼時は職員さんと来庁者でいつもにぎわっているようです。
「食べきり」で食品ロス削減に取り組む。

控えめメニューの採用は、食品ロスを削減する試みの一環でもあります。目黒区は、ごみ減量と食品ロス削減を目指す「めぐろ買い物ルール」を定めており、推進に取り組むお店を「食べきり協力店」として登録。目黒区総合庁舎レストランもその中の1店です。
令和7年10月からは、目黒区とファミリーマートが「涙目シール」に関する連携を開始。これを受け、レストランでも、同シールを活用した食品ロス削減に取り組んでいます。売れ残ってしまいそうな商品を、涙目のキャラクターと「たすけてください」のメッセージでお知らせすることによって、利用者と協力しながら廃棄量を削減しています。このほか、箸やカップなどの使い捨て製品をなくす取り組みを進めるなど、ごみ減量に関する区の政策発信に一役買っています。
ちなみに、レストランがある目黒総合庁舎はかつての千代田生命の本社ビルで、昭和を代表する建築家・村野 藤吾氏の設計によるものです。レストラン前の廊下から望む池の石組みと植え込みも、村野氏が職人とともにつくり上げたもの。貴重なゆとりの空間が食後のひと時、ほんのり心を和ませてくれそうです。

※営業時間や価格は取材当時のものです。
次回の投稿
次の記事はありません
















