公開日：2024-03-29

～市区町村の違い編～公務員が意外と知らない「〇〇」を調査！vol.5

読了まで：5分

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今回は「市区町村の要件」について調べてみました！

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市区町村のそれぞれの違い、分かりますか？

トモ：オムさん、地方自治体には都道府県と市区町村がありますが、この市区町村４つについて、それぞれどういった違いがあるか知っていますか？

オム：それぞれ規模や、取り扱う事務の範囲が異なるというイメージだけど基準はよく分からないなぁ。あ！でも、トモさんが所属する東京23区は、福岡市“中央区”と扱いが異なる、ということは知っているよ！

トモ：その通り！私も所属している東京23区のような「特別区」は市町村同様、基礎自治体なのです。……ということは私も知っているのですが、市町村それぞれの違いって、ちゃんと説明できないんですよね。

オム：じゃあ今回は、地方自治体の中身「市区町村」の違いについて調べてみよう！

市区町村を大枠から学んでいく！

トモ：市区町村という呼び方の違いがあるってことは、何かしら要件がありますよね。“地方公共団体”という大枠から見ていくと、市区町村の違いが明確になってきましたよ！

地方公共団体の区分

地方自治法第一条の三より、地方公共団体は「普通地方公共団体」と「特別地方公共団体」の２つに分けられる。

普通地方公共団体は、都道府県と市町村の二重構造により構成されている。
一般的に市町村は、基礎的な地方公共団体として、住民に最も身近な日常生活に直結する事務を処理し、都道府県は、市町村を包括する広域的な地方公共団体として、広域にわたるもの、市町村に関する連絡調整に関するものなどを処理する。

特別地方公共団体は、特別区、財産区のほか、地方公共団体の組合、地方開発事業団も含まれる。
※ここでは特別区に焦点を当てる。
特別区は、大都市の一体性および統一性の確保の観点から導入されている制度で、市町村同様「基礎的な自治体」として位置づけられる。現在の特別区は東京23区のみ。