ジチタイワークス

兵庫県西宮市

【♯04 運用期】 西宮市総合コールセンター開設への道

※下記はジチタイワークス特別号(2025年3月発行)から抜粋し、記事は取材時(2023年9月)のものです。
[提供]NTTマーケティングアクトProCX

【♯04 運用期】 西宮市総合コールセンター開設への道

【♯01 検討期】 西宮市総合コールセンター開設への道
【♯02 準備期】 西宮市総合コールセンター開設への道
【♯03 直前期】 西宮市総合コールセンター開設への道
【♯04 運用期】 西宮市総合コールセンター開設への道  ◀今回はココ

日々蓄積される応対履歴から住民のリアルなニーズを探る。

総合コールセンターを運用しつつ、代表電話や直通電話も残し、住民のニーズに合わせた対応を行っている同市。「運用状況は良好です。もっと色々なことが起こるかと思っていましたが、おおむね問題なく運用できていると思います」と評価する。「企画段階から政策推進課と市民相談課が足並みを揃えて進めていたことが、構築から運用へとスムーズに移行できた理由の一つではないでしょうか」。

運用状況については、コールセンターから毎日提出される日報と応対履歴データを確認。日々の入電数や、入電数に対して応答率90%以上を達成しているか、応対内容に誤りがないか、などの点をチェックしている。データは個人情報を除いて庁内のファイル管理システムに保管し、全職員が閲覧できるようになっているという。「例えば、市に何かの動きがあった場合、住民からどのような声が上がっているのかといったことを、すぐに確認できます。今まではそれが分かりませんでしたから、今後の施策にも活かせる貴重なデータだと思います」と越知さんは期待を寄せる。

そのほかに同社との定例会や、日々のメールと電話のやりとりでFAQを随時更新。登録件数も徐々に増えているという。「新規事業が始まったときの追加が多いですが、オペレーターから依頼されて登録や修正をすることもあります。こちらでは気づきにくいことを指摘してくれるので、とてもありがたいですね」。

今後も官民協働で改善を続けさらなる対応力向上を目指す。

現在も、問い合わせ状況を見ながら試行錯誤を繰り返しているという。「代表的な例が住民からの入電状況です」と島田さん。「開設後しばらくは、思ったほど総合コールセンターの電話が鳴りませんでした。原因を考える中、ふとGoogleで当市の電話番号を検索してみると、代表電話の番号が表示されたのです。これをコールセンターの番号になるよう変えてもらったら、入電数が大きく変化しました」。

ちなみに同市では、外国語での問い合わせにも応えるため、専用のコールセンターを介して通訳も含めた三者間通話を活用し、外国語7カ国語に対応可能だという。こうした点も外部委託のメリットだといえるだろう。

職員による従来の受電から一歩踏み出し、住民・職員双方にメリットを生み出している同市。今後の動きについて辻野さんは「住民サービスを向上させながら、緊急時の体制もNTTアクトと一緒に考えていきたい」と語る。「職員だけの力でなんとか乗り切るにも限度があります。災害だけでなく社会情勢の面からも、緊急時におけるオペレーターの増員や、専用のコールセンターをすぐに立ち上げられるような準備をしておく必要があると思っています」。

開設して間もない同市のコールセンターだが、カバーする範囲もこれから広がっていくことだろう。辻野さんは「今後の状況、地域住民の反応なども踏まえて、庁内から総合コールセンターに移行する部分を調整しつつ、ベストな配分を考えていきたいと思っています」と、この先の展望を語ってくれた。

西宮市総合コールセンターは、スーパーバイザー3人、オペレーター14人体制で運用している(2023年9月時点)。

 

Call center Interview

“自治体の一員として傾聴し地域住民の声を届けます。”

NTTマーケティングアクトProCX
西宮コンタクトセンタ ジョブマネージャー
久賀 富士子(くが ふじこ)さん

―自治体と民間におけるコールセンター業務の違いは?

自治体によって方針は異なりますが、電話の相手は“住民”であって“お客様”ではないことですね。民間ではクレームになると無理が通る場合もあるかもしれませんが、自治体は公平であるべきなので、できないものはできない、と誠実に伝えることを求められます。

―問い合わせ以外にどのような入電がありますか?

例えば“道路に破損がある”とか、台風の際に“側溝から水があふれている”といった通報などがあります。ほかにも“条例を改正してほしい”といった要望や、9月に阪神タイガースがリーグ優勝した際には“パレードをやってほしい”という声もありました。電気やガス、テレビの故障でかかってくることも。どこにかけたらいいのか分からない電話がここに集まりますので、内容は本当に様々です。

―台風などでコールセンターを閉鎖することは?

基本的にありません。職員の皆さんの負担軽減が私たちの職務なので、業務時間内は稼動しつづけることが原則です。台風のようなときこそ“台風でもごみ回収はあるのか”“土のうはどこで入手できるのか”といった問い合わせが増えるんです。万が一、ビルが火災などで使えなくなったとしても、ほかの拠点で受けたり、備えている持ち出し用の機器で運用を継続する体制を整えています。

―FAQ運用にはどのように関わっていますか?

毎月の定例会で修正の必要性を報告したり、急いだ方がいいものはスーパーバイザーが市民相談課に伝えたりして、最新の状態を保てるようにしています。応対履歴も日々分析し、回答できなかったものについての原因を探り、「FAQにこういう一文があればセンターで答えられるので、追加しませんか」といった提案をしています。

―市内や庁舎を見学したバスツアー研修の感想は?

オペレーターには西宮市民もいますが、地元でも支所や関連施設までは知りません。そんな場所まで見学でき、皆さんの仕事ぶりが分かったことで、より親身な応対やスムーズな案内ができていると感じます。ちなみに、自治体によっては逆に職員のコールセンター見学や、新規採用職員に対してオペレーター向けの研修を受講させるところもあるようです。こうしたコミュニケーションを大切にしていきたいですね。

―住民との橋渡し役として心がけていることは?

“傾聴”の姿勢です。私たちは自治体の顔であり、一員であるという気持ちで応対するよう、研修でも伝えています。また、住民の声を自治体へ正確に伝える“報告”も重要な責務。職員の皆さんから“我々よりも庁内に詳しい”と言われるくらい、頼りにされる存在でありたいと思います。

 

 

 

 

   取り組み方や進め方のコツが分かる!総合コールセンターを開設するには。

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