ジチタイワークス

山形県

雪のプロフェッショナルたちを認定し、冬の楽しさや文化を次世代に伝承。

※下記はジチタイワークスVol.30(2024年2月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

山形県では、全域が豪雪地帯に指定され、うち特別豪雪地帯が7割を超えている。除雪に追われる県民の中には、雪に対してのマイナスイメージがある人もいるという。そんな中、平成28年に「いきいき雪国やまがた推進県民会議」を設立。雪は大切な資源だという発想へのシフトチェンジを促し、地域の活性化を目指して、情報発信や普及啓発を進めている。

その一つが、やまがた雪文化マイスター認定事業だ。雪国ならではの文化や魅力を子どもたちに伝える活動を行う個人や団体を「マイスター」として認定。パンフレットを制作したり、県の情報サイトで紹介したりして、活動の広報支援を行っている。実際に、職員がマイスターのもとを訪れ、直接体験をしたレポートもサイト内で紹介しているそうだ。

認定を受けているのは、個人で取り組む10人と36団体。雪遊びのプロ、雪国の手仕事のプロなど、ジャンルは様々で、わら細工の民芸品ワークショップや冬山トレッキング体験を開催するなど、雪国文化の継承や振興に携わっている。「今後は、より多くの人に体験してもらえるように、イベントなどのマイスター活動の場を増やす手助けができればと考えています」と尾関さんは意気込む。

※令和5年11月時点

マイスターに認定されている舟形町わら細工愛好会によるわら細工体験。サイトはこちらから。

山形県 みらい企画創造部 移住定住・地域活力創生課
尾関 優歩(おぜき ゆうほ)さん

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