公開日:
【役所食堂 この一品】健康づくり施策を庁舎から発信!葛飾区役所の「元気が出るメニュー」

“早い”“安い”から地域との接点へ!自治体職員の胃袋を支える庁舎の食堂が近年、変貌を遂げています。この連載では都道府県庁や市区町村役場の食堂を代表する“この一品”をご紹介。そこには各自治体の特色や地域の誇りも垣間見えます。きょうのメニューは東京都葛飾区役所の「元気が出るメニュー」。ぜひその魅力をご堪能あれ!
※営業時間、価格など記事の掲載情報は公開日時点のものです。
味と栄養のバランスで職員の健康を後押し。

葛飾区役所の新館1階にある「元気が出る食堂」。お昼時になると、定食、麺類などの各コーナーに職員さんの長い列ができます。130席と広めのスペースがほぼ満席。庁舎周辺の飲食店が移転してしまった事情があるようですが、食堂自体に魅力があるからこその大盛況です。
今回ご紹介するのは「元気が出るメニュー」(税込750円)。4種類ある日替わりランチの一つで、主菜・副菜で計400~500kcal、食塩相当量3.3g以下、野菜120g以上などの基準を満たす栄養バランスメニューが用意されています。
取材にうかがった日の主菜は「蒸し鶏の野菜香味ソース」。たっぷり野菜の上に蒸し鶏が乗り、中華風のさっぱりした香味ソースがかかっています。ヘルシーですが食べ応えがあり、ソースの酸味とほどよい辛味でご飯が進みます。15穀米のご飯、みそ汁に加えて、野菜や海藻などを使った2つの小鉢が付き、味と栄養の両面で満足感を覚える構成です。

モーニングや喫茶メニューも充実。
取材にうかがった令和8年6月の「元気が出るメニュー」は、ほかにロールキャベツトマトソース煮や、豚しゃぶ胡麻ダレソースなど。「葛飾の学校給食メニュー」と銘打って、夏野菜のミートソーススパゲティが提供される特別企画もあります。
定食としては、このほかに野菜を200g以上使った「野菜たっぷりメニュー」(同700円)も提供。この日は「豚汁とイカメンチの野菜たっぷりメニュー」でした。日替わり内容は区のホームページで告知されており、リピーターは重宝しそうです。カレーライス(同560円)、ざるそば・うどん(同530円)など定番も充実。そば、またはうどんにミニコロッケカレーや、ミニ鶏唐そぼろ丼が付く「そば・うどん定食」(同760円)も設定されています。(※ミニ丼の内容は日替わり)
営業開始が朝8時15分と早く、10時30分まではモーニングセット(同490円)などを提供。食事時間の合間とランチ後は、喫茶メニューとしてクリームソーダ(同290円)やあんみつ(同450円)があるのもユニークです。朝から午後遅くまで区民と職員を支えています。

地元大学と連携、健康施策を総合的に。
「元気が出るメニュー」は、葛飾区が平成26年度から進めている「かつしかの元気食堂」推進事業の一環です。
外食や中食の機会が増える中、区民が栄養バランスのよい食事を選べる環境を整える目的でスタートしました。区内の飲食店や弁当・惣菜店の中から、野菜を多く使ったメニュー、主食・主菜・副菜がそろったメニュー、減塩への配慮など、健康的な食のサービスを提供する店を認定。令和8年5月時点で約60店が認定されており、葛飾区役所の食堂もその一つです。
区内に本部を置き、栄養士養成の長い伝統を持つ「東京聖栄大学」と連携。認定店などで掲示している健康情報媒体「かつしか知っ得メモ」の作成などを行っているそうです。このほか、家庭でも簡単につくれる健康レシピの公開や、食生活に関するオンライン講座などを実施。食を通じた健康づくりの取り組みを、総合的に展開しています。
葛飾区では、地元ゆかりのキャラクター「モンチッチ」が登場する携帯アプリで歩数などのポイントを貯める「モンチャレ」事業も展開中。「かつしかの元気食堂」の一部店舗では、利用するとモンチャレポイントを獲得できるサービスがあります。区役所の食堂もランチタイムはポイント加算が可能。庁舎の食堂が、区民と職員の健康づくり施策を発信する拠点になっているようです。















