千葉県我孫子市

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【Be Unique】複数事業所の協力を得て、バスの空席を外出支援に活かす。

都市整備・上下水道
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【Be Unique】複数事業所の協力を得て、バスの空席を外出支援に活かす。

※下記はジチタイワークスVol.42(2026年2月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

我孫子市では平成17年から、市内の病院や自動車教習所などが運行する送迎バスの空席を活用し、高齢者の外出支援を行っている。「事業を始めるにあたっては、職員が市内全ての関連事業者を訪問し、制度の趣旨や目的を丁寧に説明して協力を依頼しました。現在は7つの事業所に無償で協力してもらっています」と宮崎さん。

対象は市内在住の65歳以上または障がいのある人で、申請は交通政策課のほか福祉関連部署や行政サービスセンターなどでも受け付けている。申請後に発行されたパスカードを提示すれば、運行中のバスに空席がある場合に限り乗車できるそうだ。運行は一部事業者を除き、土日を含む毎日9〜17時で、事業所が定めた路線やダイヤに沿っている。「事業者は厚意で協力してくれているため、できるだけ負担にならない形で運営したいです」。市民には申請時に制度の趣旨を伝え、丁寧な利用をお願いしているそうだ。バスの利用に関して苦情が寄せられた場合は、市が一元的に対応する体制も整えている。現在の登録者は約2000人。”免許がなくても外出できて助かる“との反響が寄せられているという。今後も事業者との良好な関係を築きながら、市民が安心して利用できる体制を維持していく方針だ。

▲病院や自動車教習所など7つの事業所と連携している。
▲病院や自動車教習所など7つの事業所と連携している。


我孫子市 建設部 交通政策課
宮崎 新大(みやざき あらた)さん