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公開日:2023-02-28

あらゆるライフデータを連携・可視化し、効率的・効果的なデータヘルスの推進へ。

情報政策
読了まで:7分
あらゆるライフデータを連携・可視化し、効率的・効果的なデータヘルスの推進へ。

効率的・効果的なデータヘルス計画の取り組みを行っていくには、数字に裏づけされたPDCAに沿って実行していく必要がある。しかし、様々な情報のデータ化が進み、複数のシステムで管理される中で、必要な情報のみを抽出・集計・分析するだけでも職員の負担となる。そうした悩みの解決を担うのが、地域のデータヘルス推進を支援するデータプラットフォーム「sisulu」だ。
 

【目次】
• 膨大なデータを利活用する手間がデータヘルス計画の課題
• あらゆるデータを連携・可視化し、医療費と業務効率の適正化へ
• データヘルス推進に必要な「sisulu」4つの特徴
• 効率的・効果的なデータ利活用を通じて“健康寿命の延伸”を目指す

[提供]ウイングアーク1st株式会社

膨大なデータを利活用する手間がデータヘルス計画の課題

令和4年度版の高齢社会白書によると、日本の高齢化率は28.9%に達し、過去最高記録を更新した。今後も高齢化は急速に進むこととなり、ますます医療費の増大による自治体の財政圧迫が深刻な問題となる。このような問題を解決するために生まれたのが、医療情報や健診結果のデータ分析にもとづき効率的・効果的な保健事業を実施する取り組みである「データヘルス計画」だ。データヘルス計画にもとづいて、保健事業を展開、具体的な事業計画を毎年策定し実施していく必要がある。

計画の策定にあたっては、健診データやKDBデータ、住民のレセプトデータなど健康医療情報の電子化が進み、従来は困難だったデータを活用した被保険者の健康課題の分析や保健事業の評価等を実施する基盤が整備された。

しかし、これらの情報は複数のシステムで管理するケースがほとんど。膨大なデータから必要な情報だけを抽出し、集計・分析するにも職員の負担になるケースが多く、データヘルス自体を面倒に感じてしまう職員も生まれかねない。また、「そもそもデータをどう扱えばいいのか分からない」「分析手法が分からない」「表計算ツールの操作で苦戦している」など、データを利活用すること自体に困難を感じる状況も非常に多くあるようだ。

数字に裏づけされた結果から解決に資する保健事業を計画・実行していくことで、医療費増大による財源圧迫を抑止することが本来の目的であったはず。しかし、データヘルス計画を作成・検証していく人的コストで圧迫してしまっているのが実状だ。生産性を向上させるために、BIツール等を活用してもっと簡単にPDCAサイクルを行えることができれば、より効率的・効果的なデータヘルス計画を推進していくことが可能になるはずだ。

 

あらゆるデータを連携・可視化し、医療費と業務効率の適正化へ

そうした負担を軽減するため、働き方改革やDX推進につながる様々なデジタルソリューションを展開している「ウイングアーク1st」では、自治体が保有する健診データやレセプトデータ、KDBデータ、地図情報など、分散しているシステムから必要なデータだけを抽出・突合し、地域のデータヘルス推進を支援するデータプラットフォーム「sisulu」を提供している。

「保健事業従事者とのコミュニケーションを通じて、『健検診データ、医療データ等を個人ごとに紐づけられれば、もっと早い段階から生活習慣病等の予防に介入できるはず』という意見をたくさんいただきました。そのためにはライフステージごと、国保や介護などの制度ごとに分散しているシステムやデータを連携・可視化する必要がある。その解決手段としてsisuluの開発に至りました」と担当者は話す。

健康寿命の延伸に貢献するため、“ヘルスケアに関するデータの全結合”、“全結合からの可視化”、“そしてだれもが自由に、そして使いやすく”をサービスのコアコンセプトに令和4年9月よりサービスを展開している。

 

データヘルス推進に必要な「sisulu」4つの特徴

1.簡単な操作でライフデータの連携・可視化・分析を可能に

【連携・可視化・分析】
• 様々なシステムに蓄積された健診データ、KDBデータ、レセプトデータ、地図情報などの分散したデータをWEBのブラウザ上で集計・分析し結果の可視化が可能
• 集計表はもちろん、棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・散布図・レーダー・対曲線など、豊富なチャートで表現が可能で、表示結果はPDF、CSV・Excel・パワーポイント形式など豊富な形式でレポ―ト出力ができる
• 分析結果にコメントを付加することができ、分析結果の気づきや指示を全員で共有することができる

【簡単な操作】
• マウスのクリックのみで集計の分析軸を変更し、リアルタイム集計・分析した結果の可視化が可能
• 全てノーコード(マウス操作のみ)で、ウィザード形式(対話形式)にそって選択するだけで表現力豊かなダッシュボードの構築が可能
• 入力機能を持ち、様々な情報をまとめて1画面上で確認しながら入力することができる

 

2.地図データを突合して、地域の健康を見渡す

• 地図上に色やバブルチャートを表現することで、数値だけでは判断しにくい地域ごとの比較や特性を視覚的に判断することが可能
• オンライン上の地図を利用した表現はもちろん、sisuluに標準搭載しているため閉域環境でも地図表現の利用が可能
• 座標情報だけでなく住所情報のみでもプロットしたい場所の特定が可能、また数値での確認以外にもヒートマップやピンなどで表現することができる

 

3.利用中のシステムを変更・追加することなく、事業に適したデータプラットフォームを提供

• データ連携は、データソースに接続して利用、60種類以上のデータソースへの接続が可能
(Dr.Sum、Oracle、SQL Server、PostgreSQL、Access、Excel、CSV、AWS等のPaaSのDB/DWHなど)
• 健診データ・医療データなど散在する複数のデータソースを集約結合し、1つのデータソースとして扱うことも可能

 

4.業務効率化だけでなく、セキュリティ性も担保

• レポート出力の可否、ダッシュボードや個人情報へのアクセスなど、ユーザーのログインIDごとに詳細な権限設定が可能
• 管理者はユーザーのログイン状況や操作内容を把握し、適切な運用がなされているか監視が可能
• 各分析コンテンツはAWS等のクラウド上でも利用できる

 

効率的・効果的なデータ利活用を通じて“健康寿命の延伸”を目指す

sisuluは基本コンテンツをもとに利用者ごとにフルカスタムして、今あるデータを柔軟に結合して可視化するサービス。そうなると仕様策定までの時間や膨大な経費を要するケースがほとんどだが、BIツールの基本機能を使ってデータをグラフや地図等で表現するため、ノーコードで実現したいことをスピーディかつ安価に具現化できる点が強みだという。

また、多くのシステムやサービスは、開発元の既製品か、仕様を策定したものを受託会社が開発し導入されたものがほとんど。前者であれば、運用をシステムに合わせるか、改修経費を支払って運用に合わせたカスタマイズが発生する。後者であれば、いったん決めてしまった仕様を変更する場合は予算とスケジュールに大きな影響が出てしまう。

さらに共通の問題として、新たに結合したいデータが出現した場合にある一定の経費や開発期間を必要とする点だ。「sisuluはBIツールを活用したデータプラットフォームです。例えば医療分析として利用している過程で、介護や後期のデータも結合したいとなった場合、極めてスピーディに安価で対応できます。使いづらいサービスを無理に使い続けることなく、一度導入すれば様々な事象に対応できるというのが最大のメリットだと考えます」と担当者は話す。

同社が提供するBIツールは「日経コンピューター 顧客満足度調査 2022-2023」の「データ分析・利活用支援ソフト/サービス部門」において顧客満足度1位を獲得(※1)。また、sisuluを担当するヘルスケアDX企画部門は、これまで保健事業に従事してきたメンバーで構成されており、ノウハウとテクノロジーを同時に提供できる点も強みだという。

「地域には社会保障という観点で考えると様々なデータがあります。ライフステージで考えても妊娠期から老年期までにかかる過程で様々なデータが生成されています。効率的・効果的な地域のデータヘルス推進のために、必要なデータを必要なタイミングで結合・可視化し、各種事業化に資するデータ利活用サービスの提供を通じて、日本の健康寿命の延伸に貢献したいと考えています」。

※1:「日経コンピューター(2022年9月1日号/日経BP発行)」誌にて発表

 


お問い合わせ

サービス提供元企業:ウイングアーク1st株式会社

住所:〒106-0032 東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー
担当:ヘルスケア担当

 

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