消費者と協力店舗とのマッチングで食品ロスの削減を姫路から発信!
※下記はジチタイワークスVol.14(2021年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]兵庫県姫路市
農林水産省および環境省の平成30年度推計によると、日本では年間600万トンの食品ロスが発生しているという。
姫路市では「姫路から日本の食品ロスを減らしたい!」との思いのもと、平成31年2月に「姫路市食品ロスもったいない運動推進店」の登録制度を創設。令和3年3月からは、全国の自治体初となる姫路市食品ロス削減マッチングサービス「Utteco Katteco byタベスケ」の運用を開始した。このサービスでは、市内の食品関連事業者(店舗)が、消費・賞味期限が迫る食品や規格外品などを、通常価格よりも安価で販売し、その情報をWEBサイト上で発信。消費者はその情報を見て、希望商品の注文予約をスマートフォンやパソコンからできるというもの。
店舗側は食品ロスを減らしながら店のPRもでき、消費者は必要なものを安く購入できる。同市としてサイト管理費はかかるものの、将来的な一般廃棄物の処理にかかる費用削減を見越している。「食品ロス削減量がグラム単位で目に見えることで、市民の社会貢献意識を向上させています。全てがWin-Winです」と担当者。今後、この仕組みを全国に広め、日本全体で食品ロスを削減するため、協力店舗の拡大や幅広い広報活動を進めていくという。
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