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IT人材不足&コストの壁を突破!ノーコードで実現する自治体のデータ連携。

多くの自治体が、ガバメントクラウドへの円滑な基幹業務移行のため、また、行政サービスの一層の効率化のため、庁内で稼働している部門別システムのデータ連携を急いでいる。ただ、データ連携基盤を内製する場合はIT人材の不足が、ベンダーなどに発注する場合はコスト面がハードルとなり、なかなか進められないのが実情のようだ。

そうした中で注目度が高まっているのが、「アステリア」が提供するノーコードのデータ連携ツール「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」だ。同ツールが選ばれている理由について、同社の東海林さんに話を聞いた。

※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです
[PR]アステリア株式会社

interviewee
アステリア
プロダクトマーケティング部・ASTERIA Warpプロダクトマネージャー
東海林 賢史(しょうじ さとし)さん

IT人材不足とコストの壁、自治体のシステム連携が進まない理由。

国内全体でデジタル化の機運が高まり始めた頃から、自治体でも様々な業務にITシステムが導入されるようになった。

ただ、同じ自治体でも部署が異なると、別々の業務プロセスやニーズをもっているため、特定業務に特化した個別システムが導入されがちだ。また、IT技術の急速な進歩に対して、限られた予算ではシステム更新に十分な資金を投入できなかったことも、自治体内のシステムが部門ごとに別々に管理され連携されていない状態、いわゆる“サイロ化”した状態になる一因となっているようだ。

サイロ化のイメージ図


しかし、データが連携されていないことで、複数の異なるシステムに同じデータを入力する必要が生じたり、データ照合の際、紙やExcelなどでデータをやりとりしなければならなかったりと、業務効率は明らかに低下する。その分、アナログ作業に職員の労力が割かれ、データ管理コストや維持管理コストなどの増加も避けられない。とはいえ、ITスキルをもつ職員が不足あるいは不在であることが、多くの自治体が抱える悩みの1つだろう。データ連携基盤の内製化は、非常にハードルが高い。

「自治体の場合、一定期間ごとの人事異動が、状況をさらに難しくしているようです」と、東海林さんが指摘する。「仮に今、情報システム関連部署に高いスキルをもつ職員がいて、データ連携基盤を内製できたとしても、数年後には他部署に異動するかもしれません。その後、必ずしも同等のスキルをもつ後任者が配属されるとは限らないので、業務引き継ぎやシステムの維持・管理で色々な問題が発生する恐れがあります」。

引継ぎ管理が大変な様子

内製を諦めて外部ベンダーに発注するにしても、相応のコストと時間が必要だ。特に今の時期、自治体からガバクラ移行に向けたシステム標準化オーダーを受けているベンダーも少なくないようで、すぐには作業に取りかかれない可能性も高い。

2025年度末までのガバクラへの基幹業務移行に向け、各自治体が移行対象業務のシステム標準化を急いでいる。ただ、対象業務のシステム標準化を完了させると同時に、情報の関連度が高い他業務のシステムとも連携させておかねば、庁内業務全体を円滑化することは難しいだろう。「そうした課題を解消する上で、『ASTERIA Warp』の最大の特徴である“ノーコード”が活きてきます。専門知識をもたない職員でも、ASTERIA Warpを活用することで、システム間のデータ連携をスムーズに行うことができるのです」。

視覚的なインターフェイスと豊富なテンプレートで使いやすさを向上。

同社が提供するASTERIA Warpは、プログラミングの知識がなくても、データ連携や処理のフローを構築できるノーコード開発ツール。直感的に理解しやすいGUI(グラフィカルユーザインタフェース)でデータの流れを確認しながら設計できるので、どのようにデータが処理されるかが理解しやすい。よく使われるパターンのテンプレートやサンプルが豊富に用意されている点も、同ツールの使いやすさを向上させている。

LGWAN

データベース、API、ファイルフォーマットなど、様々なデータソースとの接続が可能なので、異なるシステム間でのデータ連携も容易だ。他社の類似ツールは、クラウドサービスとして提供されているものが多いのに対し、同ツールはオンプレミスの基幹システムにインストールするタイプ。

そのため、マイナンバー系やLGWAN系など、インターネットに接続できない、あるいは接続が厳重に管理されている環境内でも問題なく使うことができる
 

機能の詳細はコチラ >

DX推進のために生じたアナログ業務を、ツール導入によって自動化!

提供開始から現在までに、1万件以上の納入実績を誇る同ツール。選ばれるポイントはやはり、“高度なITスキルをもつ人材がいなくても活用できるノーコードツールである点”“アイコンをドラック&ドロップするだけの簡単操作である点”だという。
 

- アイコンを並べるだけの簡単・ノーコード開発 -
アイコンをつなげるだけで、データの入れ替え、計算など本格的な変更処理が可能!

「導入いただいている自治体の中には、導入時のみシステムベンダーの伴走支援を受け、いずれは庁内で内製できるようにすることを目指しておられるところもあります。その好例といえるのが、以下事例です」。

 

 事例  約40%の業務時間を削減!ノーコード活用で庁内業務をスマート化

A県では、庁内業務の効率化を推進するため、各課が抱える課題に対し、IT活用の効果検証を実施していた。ただ、内部統制管理業務では、各課で記入した調査票を回収した後、人手によるファイルの統合・集計を行っていたため、職員の負担が増大。また、Excelに数式を組み込んで作業を効率化する方法は、要求されるパソコンのスペックが高くなることや、数式のメンテンナンス作業が属人化する懸念もあったという。

そこで、Excelをベースとした従来の業務プロセスは変更せず、人手を要しているアナログ作業部分の自動化を目指し、同ツールを導入。現場の職員がシステム構築に取り組めるノーコードツールである点、セミナーや動画、オンラインコミュニティなど、スキル向上のためのコンテンツが豊富だった点が、選定のポイントになったという。

ツール導入によって、各課から回収した調査票のファイル統合や一覧表作成、集計、転記など、人手で行っていた作業の自動化を実現。年間の集計作業工数を約40%削減させたほか、転記ミスも防止できるようになった。Excelに複雑な計算式を組み込まないため、メンテナンスの属人化も解消。導入時、ベンダーによる伴走型支援があったことで、担当職員は10日間で開発を完了できたという。

※本事例は令和6年7月時点の情報です

- 各種システムとの連携イメージ -
各課システムとの連携イメージ図利用期間:令和5年4月~令和7年3月まで

 

そのほか導入事例はコチラ >

学習コンテンツを活用してツールを使いこなすためのスキルが習得できる。

ノーコードである点に加え、直感的に使えるGUI、整理されたアイコン群など、様々な強みをもつASTERIA Warp。A県が選定ポイントの1つとしたように、“スキル向上コンテンツが豊富”という点も、同ツールが選ばれている理由の1つだ。

例えば、使い始めたばかりのユーザーからベテランまで、自由に参加して学んだり教えたりできるユーザーコミュニティサイト「Asteria Park(アステリパーク)」

このサイトでは、同ツールの最新情報や開発者・利用者向けの勉強会、イベント情報などがいち早く入手できる。ユーザー同士が気軽に交流し、製品の使い方や業務改善の工夫などの活用ノウハウを共有したり、勉強会のアーカイブから関心のある項目を閲覧したりすることで、参加者は自らスキルアップしていくことが可能だ。

また、様々なノーコードツールを集めた学習サイト「NoCode Gate(ノーコードゲート)」も、ノーコードツールを使いこなすための、新たな技術スキル習得に役立つ。

自治体がDX人材を育成する際、リスキリングの機会を職員に提供することが重要だが、リアルセミナーを実施するのは時間とコストの負荷が非常に大きい。その点、このサイトを利用すれば、ノーコードに特化した学習動画などを、空いた時間に無料で閲覧できる。教材の履修管理機能を使って、学習の進捗状況を常に確認することも可能。動画内容で理解できなかった部分を質問できる機能も、利用者から喜ばれているという。

Asteria Parkでの交流の様子

こうした様々なスキルアップコンテンツに加え、同ツールのシステム構築をサポートするマスターパートナー、サブスクリプションパートナーが全国各地に存在。それぞれの地域におけるサポート体制が整っているので、IT人材が少ない自治体でも安心して導入できそうだ。

「庁内で利用中の複数システムに散在するデータを、連携させて一元化することにより、アナログ業務の効率化やミス削減、情報共有の迅速化などが可能になります。各職員の時間的負担を減らすことで、行政サービスの質的向上が可能となり、住民満足度を高めることにもつながるはずです。ツール導入に関するオンライン相談を随時受け付けており、インストール型の無料体験版も準備していますので、まずはお気軽にご相談ください」。

 

[ ASTERIA Warpの強み ] 

⑴ 18年連続国内トップシェアの信頼性
民間企業を含め、1万件以上の導入実績を誇る同ツール。データ連携市場において、18年連続で国内トップシェアを維持しており、業界標準ともいえるような存在。
※テクノ・システム・リサーチ「2024年 ソフトウェアマーケティング総覧 -EAI/ESB市場編」より

⑵ 接続先は100種類以上で簡単・柔軟な連携
同ツールは、100種類以上のシステムやクラウドサービスと連携可能。現在利用中のシステムはもちろん、導入予定のクラウドサービスなどとも迅速に連携することができる。

⑶ 行政事務標準文字にも対応済み
戸籍統一文字や住民基本台帳統一文字約6万字を網羅する、行政事務標準文字MJ+に対応。MJ+を使ったファイル処理やデータの加工、マッピング項目の順番の変換などに標準対応している。

 


お問い合わせ

サービス提供元企業:アステリア株式会社
TEL:03-5718-1250
〒150-0012
東京都渋谷区広尾1丁目1番39号 恵比寿プライムスクエアタワー19F

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