ジチタイワークス

【特集】いきいき働く自分を実現!心と体を守る職場づくりのヒント

近年、自治体職員のメンタルヘルス不調や離職者の増加が深刻化している。「令和5年度 地方公務員のメンタルヘルス対策の推進に関する研究会報告書」によると、「精神および行動の障害」を理由とした長期病休者は10年前の約1.8倍に増加。その要因の一つとして、職員一人当たりの仕事量の増加に加え、多様化・複雑化する住民ニーズへの対応など、業務負担が大きくなっていることが指摘されているようだ。

これらの課題を解決するべく、業務環境の改善や職員の人材確保が急務となる一方、メンタル不調を防ぎ、職員がやりがいをもって働ける環境づくりが重要である。そこで、ジチタイワークスでは、「ウェルビーイング」や「ワークエンゲージメント」「メンタルヘルス」などをキーワードに、職員の皆さんの健康と働きがいを追求する自治体の取り組みや事例を紹介する。

※掲載情報は公開日時点のものです

特集記事一覧

 

   特集の前に!
職場環境と働きやすさに関するアンケート


特集に先立ち、職員の皆さまを対象に、現状の職場環境と働きやすさに関するアンケートを実施。延べ500人以上の方々にご回答いただき、その結果から様々な課題が見えてきた。

実施期間:令和6年9月2日~16日 有効回答数:563
※アンケートは、健康保持・増進担当、管理職、一般職員に分けて集計した総数です
※このデータの無断転載・複製・および他社への開示は禁止させていただきます


「非常に不満がある」「やや不満がある」が合わせて52%を占めており、多くの職場が職場環境の課題を抱えているとみられる。

コミュニケーションが「取れていない」「改善の余地がある」との回答が計75%におよび、対策の必要性が浮き彫りとなった。

ワーク・ライフ・バランスの実現は「非常に良い」「良い」が計68%に達したが、残る3割強は仕事が生活に負担を与えていると感じている。

メンタルヘルスサポートについては過半数の51%が「満足していない」と回答しており、一部で対策の遅れがうかがえる。

※複数回答

回答者の76%が「業務の効率化や負担の軽減」を求めているほか、コミュニケーションの活性化や柔軟な働き方のニーズも高かった。

01 ウェルビーイング解説:叡啓大学学部長・教授/ウェルビーイング研究者 保井 俊之さん

何から始める? 自治体におけるウェルビーイング向上の取り組みとは。

そもそもウェルビーイングとは何か?具体的にどんなことをすればいいのか?職員のウェルビーイングを向上させる職場づくりと個人の意識改革について、分かりやすく解説してもらった。

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02 ウェルビーイング事例:北海道苫小牧市

健康経営と働き方改革の両輪でウェルビーイングを目指す。

独自の健康経営宣言をもとに、働き方改革と健康経営を一体的に推進している苫小牧市。その成果が評価され、優良法人を認定する「ホワイト500」に3年連続で選出されている。その具体的な取り組みとは……?

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03 エンゲージメント事例:大阪府四條畷市

エンゲージメントの可視化で組織を活性化する。

平成29年の東 修平市長就任とともに「日本一前向きな市役所」を目標に掲げた大阪府四條畷市。働き方改革の推進にあたり、エンゲージメントを指標とすることで職員のやりがいとの両立に成功したというその内容とは……?

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04 週休3日制:岩手県久慈市

気になる週休3日制!岩手県内で初導入の久慈市の取り組みから効果と課題を学ぶ。

令和6年度に週休3日制の試験的運用を始めた久慈市。職員のワークライフバランス向上を目指したこのチャレンジは、庁内にどのような変化を起こしているのか。“現場のリアル”を聞いた。

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05 メンタルヘルス:高知県 

全職員が主役の「職場ドック」で 働きやすい職場をつくる。

職員のメンタル不調の増加は、どの自治体でも大きな課題だろう。高知県では、試行錯誤の末、職員ではなく“職場”そのものを対象とした健康診断「職場ドック」を発案。現場主導型の取り組みで効果を積み上げているというその内容とは……?

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06 コミュニケーション:初めて部下ができたときの接し方

どうする?初めて部下ができたときの接し方。

職場の空気をより良く、部下がいきいきと働ける環境を整えるためには、コミュニケーションの工夫が必要だ。初めて部下ができたときの接し方とは……?

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