多種多様な仕事がある自治体の現場において、人事異動は「転職」と称されるほど。これまでの経験が活かされず、途方にくれるといった話も耳にすることが多い。
そこで、ジチタイワークスでは『自治体シゴトのテキスト』という企画をスタート。多種多様な自治体業務について、その業務に精通する方にその業務のやりがいや魅力、仕事のポイントなどについて紹介いただく企画。
※著者の所属先及び役職等は2022年3月公開日時点のものです。
※各記事の掲載情報は公開日時点のものです。
引継書作成を学ぶ
今回は特別企画として、新年度を迎えるにあたり、部署異動の人も課内移動の人も必要となる引継書作成についてご紹介します。ご登場いただくのは、とある市役所の係長ひろなかさん。入庁してから17年のひろなかさんは、これまで何度も異動を経験され、いくつもの引継書を作成されてきたそうです。その経験を踏まえて、具体的な作成のポイントやノウハウを教えていただきます。
基礎編
いつ引継書をつくり始める?作成のポイントは?
基礎編では、引継書をつくり始めるタイミング、記載する4つのポイントを伝授。遅くても2月に入ったら引継書の作成に着手するというひろなかさんは、「もし仮に次年度も引き続き同じ業務に携わるとしても、業務のブラッシュアップという面では必ず役に立つので、早めに着手したとしても損はありません。」と述べています。
実践編
一目でわかる引継書作成のコツとは?
実践編では、引継書作成前の準備、誰が見ても分かる引継書のポイント、引継書作成の目的を教えていただきます。ひろなかさんが実践されているスケジュール管理方法も伝授していただきましたので、業務の参考になれば幸いです。
プロフィール
ひろなか さん
とある市役所の係長。平成17年入庁。企業会計の財務担当をはじめ、スポーツイベント担当、税務課市民税担当、児童福祉担当、給付金担当を歴任。令和4年度からは企業会計部門に再度配属され、DXを担う。Twitter(@16naka_show)では公務員のホンネと役所のあるあるをゆるく発信している。