※下記はジチタイワークスVol.17（2021年12月発行）から抜粋し、記事は取材時のものです。
令和３年６月、「ラーメン屋求む」と書かれた空き家活用補助事業のチラシがSNSでシェアされ、瞬く間に多くの注目を集めた。10年前から中心市街地の空き家対策に取り組んできた茂木町。「役場の前に空き店舗を持つ大家さんからの『自由に使っていい』という提案がきっかけで、本町に１軒もなかったラーメン屋に絞った募集をしました」と担当者。これをきっかけとして、既存の空き店舗活用補助制度とは別に、「ふるさと起業家支援補助金」を創設して募集対象を絞ったという。このプロジェクトを率いたのは、自他ともに認めるラーメン好きだった商工観光課の課長、滝田さん。限定的な募集ながら、SNSでの反響もあり問い合わせが殺到し、当初の締め切りを１カ月早めたほどだ。その後、事業者が決定し、開店に向けて準備中だという。「メニューに地元産の食材を使用するなど、まちづくりにも協力的。新たな観光拠点になれば」と期待も大きい。
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