誰のために、何のために。奮闘する公務員が活躍するドラマ3選
日々の業務がマンネリ化している…。刺激が何もない…。と感じながら働く方もいるのではないか。
そこで前回の「映画編」に引き続き、仕事の活力につながるような「奮闘する公務員が主役」のドラマ作品3選を紹介する。
公務員が主役のオススメドラマ3選
1)ナポレオンの村
~あらすじ~
消滅寸前の限界集落を立て直そうと、ある市役所に赴任してきたスーパー公務員浅井。彼の斬新なアイデアと行動力、そして役所の面々や村人までも巻き込む熱い姿で、廃村寸前の村再興のために奮闘するサクセスストーリー。このドラマは実在するある”スーパー公務員”をモデルに作成されたドラマである。
〈オススメポイント〉
「行動することでどこまでも可能性は広がる」ということを感じさせる作品。当初は村に対して「諦めの気持ち」があった役所の仲間、村人。しかしながら浅井の行動力で、たくさんの人の気持ちを変え、最後には村で心を1つにして、限界集落がどう生まれ変わっていくか、テンポがよく展開される分、楽しみも大きい。情熱をもって行動してくことで、「不可能や限界はない」ということを教えてくれる。そして作品内で出てくるナポレオンの格言にもハッとさせられる。
2)健康で文化的な最低限度の生活
~あらすじ~
新人公務員の義経えみるが最初に配属されたのは「生活課」。ここで彼女を待ち受けていたのは、生活保護現場の壮絶な現実だった。生活保護者に寄り添う中で知っていくそれぞれの人生。様々な事情を知っていく中で彼女自身も成長していくヒューマンドラマ。
〈オススメポイント〉
「生活保護って何?」という住民ももちろんいる。その中で生活保護のありのままを伝え、考えさせてくれるドラマ。住民に「健康で文化的な最低限度の生活」提供するために奮闘する職員がいるということ。初めての所属が生活保護の担当になった主人公とともに、それぞれの人生の物語を支えるひたむきな姿にグッとくる場面も。現在働かれている方はもちろん、これから公務員を目指す方にもぜひオススメしたい作品。
3)再生の町
~あらすじ~
大学卒業以来務めてきたデパートが買収され、地元である故郷の大阪府なみはや市に戻ってきた高岡駿馬。亡き父が務めていた市役所で勤務することになったが、市の財政破綻が発覚。早速市長が立ち上げた「財政再建プロジェクトチーム」の一員に任命され、財政再建に取り組むこととなるが…。
〈オススメポイント〉
地方財政の悪化は、近年大きな問題として直面している。再建を計画していく中でも、住民の生活は守り抜かなければいけない。このような現状を知った主人公が、仕事への情熱を見出し、どのように市を再建していくか、展開が楽しみな作品。誰のための市政であるか、誰のための町か、このように町づくりのあり方を私たちに問いかけてくれる点もポイント。
まとめ
今回は「仕事に奮闘する公務員」が主役のドラマ3選を紹介。仕事を進める中で、前例踏襲の考えにモヤモヤを抱く方もいるのではないか。これらを視聴する中で、小さなことでも「誰のために」「何のために」を考えて行動することが、自治体の未来を変えられる可能性がある、ということを筆者自身も感じた。
今回紹介した3選から、少しでも日々の仕事にとってプラスになれたら、と願う。