ジチタイワークス

PCのデータレス化を、圧倒的な低コストと短納期で実現。

働き方改革の意識の高まりに加え、長引くコロナ禍の影響によって、国を挙げてリモートワークへの移行が呼びかけられている。そうした動きの中、「九州電力」と「ハミングヘッズ」では、低コスト・短期間でPCのデータレス化を実現する新ソリューションを開発。担当者の梅根さんと横井さんに、その詳細を聞いた。

※下記はジチタイワークスVol.13(2021年4月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]九州電力株式会社

費用と導入期間が課題だった従来のPCデータレス化。

コロナ禍が続く中、政府はその対策の1つとして、リモートワーク推進による出勤者数の大幅削減を関係各所に要請。これに呼応し、多くの自治体が、リモートワークのために必要な環境整備を進めているが、その軸は、やはりセキュリティ対策だ。この分野では、すでに様々な角度からのソリューションが開発されている。しかし、一般的にこれらは、導入時に多額のコストが必要となるケースが多いのが難点だ。

例えば、職場外に持ち出したPCからのデータ漏えいを防ぐ手法として、仮想化によるPCのデータレス化がある。これは簡単にいえば、PC全体をそのままクラウド上に設置し、遠隔操作することで、PC内部にデータを残さない仕組みだ。しかし、この代表的な方式「VDI※」の場合、システム構成がとても複雑なため、かなりの初期投資が必要となる。また、導入までにかかる期間や操作性・レスポンスへの影響を懸念する自治体も多いという。そこで、この仮想化とは全く異なる手法で、PCのデータレス化を実現するソリューション「Zero Drive(以下、ゼロドライブ)」を共同開発したのが、九州電力とハミングヘッズだ。

「VDIと比較して、導入費用を最大90%削減できる点が最大の特徴です」と、九州電力の梅根さん。また、ハミングヘッズの横井さんは「システム構成がシンプルなために、導入期間が短く、コストもかかりません。また、導入時の業務への影響も最小限に抑えられます」と言う。
※OSやアプリをクラウド上で一元管理し、データレス状態のPCからリモート操作するPC仮想化の一手法

独自技術を共同で“特許”取得、安心・安全なリモートワークへ。

ゼロドライブは、ハミングヘッズが商標を保持し、独自の情報制御技術において、両社が共同で特許を取得しているソリューション。平成29年より開発をスタートし、翌年春に特許取得が確定した。

同ソリューションも前述のVDIも、PCをデータレス化するという点は同じだ。VDIは、データはもちろん、OSや各種アプリ全てをクラウド上で動かす。それに対し、ゼロドライブは、OSやアプリは従来通り各PC上で動かし、PC内へのデータ保存のみを禁止する。通常、PCで利用する「デスクトップ」や「マイコンピュータ」のデータは、Windows標準の転送機能により自動的にデータセンターへ保存。よって利用者は、PCの操作感・レスポンスが変わらず、データレスになっていることに気づかないほど。また、PCが破損しても、データの損失を心配する必要がなく、いつでも最新の状態(データが揃った状態)での復旧が可能だ。

低コスト・短期間で導入可能、2カ月ほどで全庁展開の事例も。

VDIの場合、PCを継続的かつ快適に使用するために必要なレジストリ(設定情報など)の処理も、クラウド上で実行されている。ゼロドライブの場合は、これらも各PC側で処理されるため、安定しやすいとされている。さらに、導入までの期間を短くできる点も強みだ。ある自治体の場合、数千台の導入規模だったにも関わらず、設計から全庁への展開(利用開始)まで、たった2カ月ほどで完了したそう。これもシンプルな構成だからこそ成せる技といったところだろう。

データレス化を実現しながら、安価かつ短期間での導入が可能なゼロドライブ。自治体における様々な形でのリモートワーク移行を、強力に支援するソリューションといえそうだ。

快適なリモートワーク環境は、データレス化PCで実現する。

ゼロドライブは、低コストかつ短期間で、各種のセキュリティ対策が整ったリモートワーク環境の構築が可能だ。

データレス化PC×リモートワークのメリット

1.PCを紛失・故障しても安全

情報漏えい対策、BCP対策※
※自然災害や事故などが起きても事業を中断させないための計画(事業継続計画)

リモートワークを実施することによって、予想されるのがPCの紛失・盗難の増加だ。しかし、データレス化されたPCには、データが一切保存されていないため、情報漏えいの心配は無用。また、災害などにより、PCが故障したとしても、予備PCがあれば、すぐに故障前の状態への復旧が可能となる。

2.家でも同じ環境・同じ操作性

業務効率の維持、職員負担軽減

庁内からリモートワークに移ったとしても、操作性やデスクトップ環境は全く同じ。認証ツールやソフト構成にも影響を与えないので、ストレスなく業務に打ち込める。新規PCだけでなく、使用中のPCへの導入も可能だ。

導入コストは、従来方式よりも大幅減!

ゼロドライブは、一般的なPCデータレス化の手法となるVDIと比べ、約2分の1から10分の1のコストで実現することが可能。導入期間という面でも比較的迅速に、リモートワークへの対応が実現する。

無料トライアルが可能!

機能評価のため、60日以内・PC10台までの試行導入(無料)プランを設定しています。ぜひ、ご活用ください。

左:九州電力 情報通信本部
梅根 博(うめね ひろし)さん
右:ハミングヘッズ 営業本部
横井 真司(よこい しんじ)さん

お問い合わせ

サービス提供元企業

ハミングヘッズ株式会社(営業本部)

製品についてのお問い合わせはこちら
TEL:03-6808-1300(担当:横井)
住所:〒134-0083 東京都江戸川区中葛西5-38-8
E-mail:sales@hummingheads.co.jp

 

九州電力株式会社(情報通信本部)

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TEL:092-726-1522(担当:梅根)
住所:〒810-8720 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
E-mail:ict.service@kyuden.co.jp

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