ジチタイワークス

住民のニーズに向き合い、社会を切り拓く姿は本当にカッコいい!

ジチタイワークス増刊号「感謝劇場」とは?
行政マガジン編集室が、事例紹介を中心とした通常号とは趣の異なる「増刊号」をつくりました。
「感謝・ありがとう」をコンセプトにした、その名も「感謝劇場」。略して、カンゲキ号です!
公務員の誰もが主人公になり得る、様々な視点での「ありがとうのドラマ」を取材し、紹介しています。

※下記はジチタイワークス 感謝劇場号(2024年3月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

「こんな素晴らしい公務員に出会った!」「志の高さに刺激をもらっている!」「献身的な姿勢に感動!」……など、感謝やリスペクトの思いがあふれるエピソードを自治体と接点をもつ“メディア”と“企業”の皆さんが証言!

Articles
①メディア編:地方公務員を応援するメディア「HOLG」 ←現在のページ
②メディア編:これからの地域とのつながりかた「TURNS」
③企業編:サイボウズ / べスプラ/ 三菱商事 / トラストバンク

加藤 年紀(かとう としき)さん
株式会社ホルグ 代表取締役

HOLGとは:2016年設立。1万人超のSNSフォロワーが存在する「地方公務員を応援するメディアHeroes ofLocal Government(holg.jp)」と、400人超が参加する地方公務員限定の有料コミュニティ「地方公務員オンラインサロン」を運営。2017年からは、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」を毎年開催している。この7年間で81人の受賞者が生まれ、テレビ、新聞などからの注目度も年々アップ。世の中に「地方公務員のすごさ」を発信しつづけている。

公務員との接点や関係性を教えてください

ホルグで運営しているウェブメディアで取材をしたり、地方公務員オンラインサロンの中で交流をしたり。ほぼ毎日10人単位の職員さんたちと、SNSでメッセージのやりとりもしています。また、僕自身が、会計年度任用職員という立場で自治体と関わり、これまで、奈良県生駒市役所や茨城県境町役場の「人事改革を進める仕事」をしていたこともあります。

やりとりの中で感じてきた公務員のありがたさとは

自治体が提供するサービスの対象が、「住民全て」になるところでしょうか。特に、医療や福祉、インフラなどは、人々の暮らしと「人生」を支えていますよね。そうした仕事には、相当な胆力や強靭な精神力が必要になると思いますが、それをしっかりとこなしているところが本当にすごいと思います。NHKで放送している「エマージェンシーコール〜緊急通報指令室〜」という番組をご存じでしょうか。119番通報を受けるコールセンターの電話対応の様子を見ることができるのですが、この方々(消防職員)の仕事を見ていても、公務員は「ありがたい存在だ」と強く感じます。

取材などで、すごさを感じたエピソードはありますか

それはもう、多数あります。例えば……
❶「成功請負人」と呼ばれる新潟県庁職員が、佐渡の医療再編をわずか3カ月でまとめた事例。
❷元・野洲市の職員が、いわゆる闇金問題で悪徳業者に対峙し、脅迫されることがあっても被害者を救済。さらには専門家や士業など様々な関係者を巻き込み、構造的な問題について改善を進めた事例。
❸神奈川県の児童相談所に勤めていた職員が、児童虐待対応において海外の先進事例を取り入れ、その品質を向上させた事例。
❹取手市の職員が、よりよい議会をつくるために事務局の立場から改革を実現。視察で居眠りをした他地域の議員を帰らせた事例。
❺技術士の難関資格を勉強して取得した備前市職員が、下水道事業で約20億円のコスト削減を実現した事例。
……と、キリがありません!

公務員の皆さんへ「感謝」のメッセージを

近年、地味派手を問わず様々な領域で、挑戦的に行動し、高い成果を上げる方が増えていると感じます。公務員の場合、成果を出したとしても、報酬に大した差はつきません。場合によっては、努力による成果を同僚や上司から疎まれることもある。そのような環境にあっても、住民のニーズに向き合い、ビジョンをもって、理想とする社会を切り拓こうとする方々は本当にカッコいい。価値ある存在だと痛切に感じています。皆さん、いつもありがとうございます。

「地方公務員アワード2023」表彰式の様子。“推薦するのも公務員、審査員も公務員”で成果を上げた職員を称え、受賞理由の取り組みを分かりやすく紹介している。今年も5月から推薦募集がスタート予定。詳しくはWEBサイトへ。

HOLG WEBサイトはこちら

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