ジチタイワークス

奈良県宇陀市

バーチャル空間で自由に交流できる“メタバース移住相談イベント”を開催!

※下記はジチタイワークスVol.20(2022年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。

コロナ禍において、これまで対面だったイベントがオンラインに置き換わる中、令和4年3月に「メタバース」を活用した移住相談会を開催した宇陀市。メタバースとは、オンライン上の3D仮想空間に自分のアバター(分身)で参加し、ほかの利用者と交流ができるサービスだ。「これまで電話やオンラインでの移住相談は行ってきましたが、『伊藤忠テクノソリューションズ』のメタバースを用いた実証実験の情報を知り、全国的にも例のないイベントができると手を挙げました」と担当者は振り返る。会場となった仮想施設「CTC Digital Base※(以下、CDB)」のホールでは、移住を検討している参加者に向けて市長のあいさつ動画配信や担当者による同市のPRを実施。

「パソコンの画面をCDBのスクリーンに投影できるため、事前に準備した資料を手元で操作するだけと手軽でした」。参加者は自由にCDB内を歩きまわり、先輩移住者や職員とざっくばらんに話をすることが可能。「アバターなので気軽に参加できた」「初対面でも深い話ができた」と好評だったという。「短い準備期間での実施で課題も残りましたが、参加者には先進的な取り組みができる自治体として認識してもらえました。今後もメタバースを活用したイベントができたら」と、さらなる展開を見据えている。

※米国の3D仮想空間「Virbela」のサービスを利用し構築


 



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