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【シゴト服】現場の声が形に!私たちのシゴト服ができるまで

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【シゴト服】現場の声が形に!私たちのシゴト服ができるまで

ジチタイワークス「公務員ライフを楽しむためのバラエティ増刊号」とは?

社会の難題に立ち向かう公務員の皆さんに、ちょっとした安らぎの時間を提供したい。そんな思いから、編集室では「公務員のためのバラエティ班」が密かに活動中!疲れたココロとアタマを休めながらも、公務員ライフを少し楽しく、豊かに感じられる……そんな多彩なコンテンツをお届けします。

※下記はジチタイワークス バラエティ増刊号(2026年1月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。


オフィスカジュアルの推進など、自治体職員の服装選びが多様化する中、現場発の「シゴト服」づくりが広がっている。動きやすさ、季節に合った快適さを実現するだけではなく、まちのアイデンティティを感じられる工夫も。その背景や現場の様子を、担当者に取材で聞いてみた!

【福岡県北九州市|作業服】若手職員のアイデアが光る、機能性・デザイン重視の作業服

\ 私たちが担当しました /

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福岡県北九州市
技術部
技術企画課 德田 晃一(とくだ こういち)さん

当市では若手職員が主導するプロジェクトが盛んです。この取り組みが「働きやすさ」や「働きがい」を考える貴重な機会になったと思います。

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福岡県北九州市
農林水産部
東部農政事務所 森井 章太郎(もりい しょうたろう)さん

土木・建築・電気・機械・農学・環境など技術系の若手職員11人で進めた37年ぶりの作業服リニューアル。こだわりが詰まった一着です。

●2023年8月 作業服リニューアルプロジェクトが発足

従来の作業服は機能性が低く、一部からデザインへの不満もあった。そこで若手職員が声を上げ、作業服のリニューアルプロジェクトをスタート。

●2023年9~12月 情報収集やメーカーへのヒアリング

作業服に関する課題の洗い出しや、機能面の要望を整理。メーカーへのヒアリングで、既製品をベースにした製作は難しいことが分かり、オリジナルデザインで進めることに。

●2024年4~8月 サンプル製作~候補の絞り込み

サンプルを5パターン製作し庁内に展示。どの作業服がいいかは職員アンケートで絞り込んだ。

●2024年9~12月 細部の仕様変更や色・生地を最終決定

「この生地の色だと、汗をかいたとき目立つのでは?」と作業服に霧吹きをして検証するなど、最後までこだわり抜いた。胸ポケットのファスナーの向きをはじめ、工夫が盛りだくさん。

●2025年4月 リニューアルした作業服をリリース

上着は肩や腕を動かしやすいラグランスリーブで、特産品である小倉織のワンポイントが入る。伸縮性のあるパンツには反射材を取り入れたことで、暗所の作業でも安心。職員の評判も上々だ。

【福島県いわき市|IWAKIアロハ】「東北のハワイ」のアロハシャツ。

\ 私が担当しました /

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福島県いわき市
観光文化スポーツ部
観光振興課 吉田 裕(よしだ ゆう)さん

2008年の第1弾から、毎年欠かさず「IWAKIアロハ」をつくっています。洗濯してもシワになりにくい素材や、庁内で着ても違和感のない襟の形やデザインなど、細部にも注目してほしいです。一般の人の購入も可能です。

●2007~2008年 「フラガールを応援する会」が発足、IWAKIアロハの第1弾が誕生

同市が舞台となった映画「フラガール」のヒットを受け、アロハのまちのPRを目的に会が発足。第1弾は公募デザインで、地元企業の「ハニーズ」が製作。以降は同社がデザインも担当し、恒例化。

●2024年6~7月 第18弾の製作を開始

毎年4月の発売に合わせて、関係者とともに打ち合わせを実施。デザインの変更は2年に一度、色は毎年変わる。

●2024年8~9月 アンケートで色を決定

同社から約20パターンの色の提案がある。20~60代の幅広い年代の職員・関係者がアンケートで投票を行う。

●2025年4月 一般販売・購入希望者を募集

庁内で希望者を募り一括注文。同市のネットショップや市内のハニーズ店頭でも購入できる。毎年人気のカラーはブラック、カーキ。描かれるモチーフは、フラガール、波、同市で発掘された首長竜フタバスズキリュウが定番だ。

●2025年5~10月 集中着用期間として推奨

東北の中でも比較的温暖な同市では、例年10月頃までアロハ着用を推奨している。「アロハを着ていると職員だと認識する住民も多く、定着していることを感じます」。イベント時は市長もアロハを着用するそうだ。

【神奈川県横須賀市|サブユニフォーム】スカジャン風の爆売れパーカー。

\ 私たちが担当しました /

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神奈川県横須賀市
総務部 人事課 佐々木 太郎(ささき たろう)さん

職員が私費で購入することもあり、せっかくつくるならかっこいいアイテムを!という思いが実現しました。

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神奈川県横須賀市
総務部 人事課 小野 由乃(おの よしの)さん

初めての取り組みはスケジュールとの闘いでしたが、反響が大きくうれしかったです。第2弾も好評です。

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神奈川県横須賀市
総務部 人事課 根本 真帆(ねもと まほ)さん

デザインの入稿などを担当しました。入庁してすぐに携わったプロジェクトだったので、新鮮でした。

●2024年8月 プロジェクトチームが発足

肌寒いときは作業服を羽織っていたが「より使いやすいものを」という職員の声を受け、被服担当が立ち上がった。

●2024年9月 ユニフォームの方針が決定

「まちのPRや職員の一体感につながるものを」という市長の思いもあり、横須賀を象徴するスカジャンモチーフで製作。虎、龍、まちのランドマークが大胆にあしらわれている。

●2024年11月 購入希望者を募集

「完成品を見て、納得して購入してほしい」との思いで、急ピッチでイメージを完成。大好評で、中には一人で5色を「イロチ買い」した人も!

●2025年1月 配布

着用シーズンに合わせたこともあり、職員の着用率も上々。「自治体でパーカーという珍しさから、メディア取材もありました。市民からの購入希望もあり驚きました!」と佐々木さん。

●2025年3月 再販募集・配布

好評につき、当初予定していなかった再販も実施。初回・再販の合計で、1,234着の注文があったという。

●2025年10月 第2弾はTシャツ・ポロシャツを製作

「もっとサブユニフォームを着たい」「バリエーションが欲しい」という声に応え、Tシャツとポロシャツを製作。引き続きスカジャンデザイナーによる描き下ろしで、カラーバリエーションは計19色を用意。