※下記はジチタイワークスVol.16(2021年10月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
プラスチックごみとフードロスを減らすため、福岡市では、今すぐにでも取り組める10個のアクション「へらし10(テン)」を推奨している。具体的には、“とりあえず貰っておくをやめよう”、“賞味・消費期限が近いものから買おう”など、気軽に取り組める内容だ。さらにそのアクションを、分かりやすいイラストでアイコン化し、特設のWEBサイトや同市のSNSを通じて市民へ発信。
「アイコンを見て、まずは自分事として捉え、そこで得た気づきを行動に移してもらうことを意識しました」と担当者。行動科学の知見にもとづき、人々がより望ましい行動を自発的に選択するよう促すという“ナッジ手法”を活用した。
一方通行の情報発信だけではない。実践行動を起こすきっかけづくりとして、特設サイトでプラスチックごみ削減のアイデアを募ると、134件の投稿があった。また、家庭で使い切れない未利用食品を回収し、必要とする団体に寄付する「フードドライブ」を開催すると、2日間の実施で延べ178名の市民が参加。1,701個の食品の提供があり、536kgのフードロス削減へつながったという。今後も市民参加型のごみ減量に力を入れていく。
福岡市 環境局 家庭ごみ減量推進課
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