今やプロモーションにおいて欠かせないSNS。しかし自治体で駆使するのは難しい。その壁を突破し、観光誘客に繋げるための秘策とは? 高知県観光コンベンション協会の髙橋 順さんと高知県観光政策課の西森 大祐さんに話を聞いた。
※下記はジチタイワークス観光・インバウンド号Vol.2(2019年9月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供] 株式会社コムニコ
デジタルマーケティングのハードル
観光誘客という面において「地域の魅力が全国に伝わっていない」と悩む自治体は多い。高知県も同様で、自然、歴史、食などの観光資源を豊富に持ちながら、旅行先として検討の土俵にあがらないという問題を抱えていた。
そこで高知県では、約2年間にわたって実施された「志国高知 幕末維新博」に続く観光振興企画として、平成31(2019)年2月から「リョーマの休日〜自然&体験キャンペーン」を立ち上げた。過去の観光企画はテレビや紙媒体によるPRがメインだったが、時流に合わせてデジタルマーケティングへと舵を切り、SNSを使った情報発信に注力した。同時に外部の知見を求めることに決め、SNS運用業務のプロポーザルを実施。5社の中からコムニコを選んだ。
当初は自治体職員だけで運用を開始したが、フォロワー数は伸び悩んだ。西森さんは原因をこう分析する。「マンパワーも知識も不足気味でした。SNSでは情報内容やスピードが重要だということは理解していても、職員のみでの対応には限界があったのです」。
7月中旬にSNS運用を引き継ぎ、ユーザー目線の企画・運用と各種SNSキャンペーンの実施によりフォロワー数が急増!ツイッターのフォロワー数は、10日間で10倍以上に!
SNSのプロによる運用で、10日間でフォロワーが10倍以上に!
SNSアカウントの立ち上げから半年後に運用を引き継いだコムニコは、夏の需要期に向け、まずツイッターで高知県の魅力を拡散させるインスタントウィン・キャンペーン「一生忘れられない高知旅行 ぷち体験キャンペーン」(右頁参照)を実施。3日間で1万人超のフォロワーを獲得。
その後も「高知観光アンバサダー募集キャンペーン」や、フォトコンテストなどの活性化企画を次々にスタートさせた。その結果、業務委託前には約1,600人だったツイッターのフォロワー数が約1万8,000人へと、わずか10日間で10倍以上に急増。インスタグラムも1カ月で約800人から約2,000人へとフォロワーが伸びた。
経験値を蓄積し次のステップへ
強力なパートナーを得て、高知県のSNSは大きく変わった。コンテンツ企画のポイントや、コメントの対応フロー、炎上予防策などを定め、現場の職員の安心と対応力向上に繋がっている。 ユーザー目線での企画運用、現場の負荷軽減、スタッフのスキルアップが全て実現できるのは自治体としては嬉しい限りだ。
「リョーマの休日〜自然&体験キャンペーン」は令和2(2020)年末まで継続される予定で、ツイッターのフォロワー獲得目標は同年3月末時点で2万5,000人となっており、すでに射程内だ。「フォロワー数はできるだけ増やし高知の良さをもっと広く知っていただきたいですね。今は国内観光客が主な対象ですが、インバウンドへも広げていければ」と語る髙橋さん。着実に前進を続ける高知県の、今後の動きに注目したい。
左:高知県観光コンベンション協会の髙橋 順さん
右:高知県観光政策課の西森 大祐さん
SNSを活用した観光促進の ベストパートナー!
「地域の魅力が伝わっておらず、旅行先として検討されていないため、フォローしてもらいづらい」という自治体の課題を突破するには? 約1,000アカウントのSNS運用実績を誇るコムニコのノウハウを徹底解剖!
参考)㈱ホットリンク提唱「ULSSAS(ウルサス)」を元に作成
「旅行先を決める際、友達のオススメがきっかけになる割合」は50%を超える(コムニコ調べ*)。旅行先の意思決定までSNS上で行われるケースが増えており、ユーザーを巻き込みながらSNS上の接点を増やす設計が重要だ。
(*)(株)コムニコによる調査、2018/10、N=1036、全国の18-39歳SNS利用女性を対象にWEBアンケート、「友達のオススメ」にはSNS上/対面双方の口コミを含む。
SNS集客のメリット
■大量かつ良質な接点
ツイッター利用者は月間4千500万人、インスタグラム利用者は月間3千300万人。ユーザー目線の運用により、ユーザーの力で広がりを出し、全国的な話題化を図ることができる。
目標例)SNS活用により、観光促進に直結する良質な接点を、WEBサイトの露出(PV数等)に比べて大量に作り出す
■累積型の集客エンジン
掛け捨ての広告プロモーションではなく、継続するほど(フォロワーが増えるほど)費用対効果が高まる仕組みをつくることができる。
目標例)「フォロワーの1%が、毎月観光に訪れる」等、累積型の集客エンジンを構築する
コムニコの強み
■圧倒的な運用実績に基づくトータルサポート
大手企業を中心に約1,000アカウントのSNS運用実績で培った運用ノウハウを土台に、課題抽出・企画→運用→分析→改善…をワンストップで行う。
■自社開発ツールによる運用の効率化
SNS運用に必要な作業を大幅に削減するクラウドツール「コムニコマーケティングスイート」など、自社開発ツールの活用で、SNS運用において圧倒的な強みを発揮。
■安心・安全の運用サポート
社員全員が「上級SNSエキスパート検定」の資格を保有。SNSについて常に最新の知識を持ち、炎上などのSNS特有のリスク対策を含めた高度なセキュリティで自治体を不要なトラブルから守る。
具体的な取り組み 〜高知県のケース〜
○【ツイッター】インスタントウィン・キャンペーン
観光需要期の急速な拡散(話題化)やフォロワー獲得に最も効果的なキャンペーン。ユーザーが公式アカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリツイート(シェア)すると、すぐにアタリ・ハズレの当落通知が届き、楽しく参加してもらうことができる。
フォロワー +1万人以上 リツイート応募 7万件以上
上記の目標全てを10日以内に達成!
○【インスタグラム】フォトコンテスト
観光客の「旅の写真をシェアしたい」という心理をとらえ、リアルかつ良質な口コミ投稿を増やすことで連鎖的な観光促進につなげる。素敵な写真を公式アカウントでシェアし、共創型のアカウント運用につなげるのも有効だ。
主要な観光名所・宿泊施設等に、フォトコンテストのポスターを掲示し、観光客の口コミ投稿を促す
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