GIGAスクール構想によりICT環境の整備は進んでいるが、運用について頭を悩ませる自治体や学校が多いと聞く。そんな中、横浜氷取沢高校では、ICT環境と教育方針をうまく掛け合わせた“英会話授業”を推進。その取り組み内容とは。
※下記はジチタイワークスVol.14(2021年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]GRASグループ株式会社
私立校での勤務経験から感じた英語教育におけるギャップ。
神奈川県立横浜氷取沢高等学校は、令和2年に氷取沢高等学校と磯子高等学校が統合して誕生。旧・氷取沢高等学校では、以前から英語教育に力を入れており、国際理解を教育方針の1つにしていた。このため同校では、その教育方針を受け継ぎ、新しい英語カリキュラムを構想したという。英語教諭の森さんは当時をこう振り返る。「私は私立高校での勤務経験があるのですが、オンライン教育に関しては私立が先行していると感じていました。そこで、この機会を逃すまいと、オンラインによる英会話授業を提案しました」。
もとより、同校ではいち早くICT環境を整備すべく、保護者負担による1人1台の端末導入を実現していた。さらに、新たな英語教育の方針として、スピーキング・プレゼンテーションといったアウトプットを中心にした授業展開をするとしていたので、この提案は学校の方針とも一致。新たなツールとして、森さんが以前、英語教諭の勉強会で体験していた「Weblio(ウェブリオ)英会話」を導入することが決まった。
レベルを選べる1対1の授業で自宅学習でも発話機会を提供!
Weblio英会話とは、オンライン辞書の「Weblio」を手がける「GRASグループ」が提供する、オンライン英会話教育サービス。マンツーマンでネイティブスピーカーの講師からレッスンを受けることができる。
講師の質の高さや、ブラウザ(Google Chrome)のみで授業が受けられる手軽さが評価され、法人含め、中学、高校、大学など全国250件を超える導入実績を持つ。
同校における導入の決め手は“長期休暇の際に自宅でも利用できること”だと森さんは語る。「夏休みなどでも、生徒が英語での発話機会を持つことができます。また、講師と話す前に、“飛行機の中”“レストランにて”といった会話のトピックを、生徒自身で選択できます。これらが個々のレベルに応じた英会話学習につながり、生徒の意欲やスピーキングへの動機向上が期待できると考えました」。
導入は令和2年4月から始まり、1年生と2年生で1回25分の授業を年3回実施。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、自宅受講というシーンでも活躍したという。
同校の本郷校長は、その利用価値について以下のように語る。「利用コストについては保護者の皆さんに負担をお願いしていますが、懇談会や説明会の際に英語教育に対する方針について説明していることもあり、理解は得られていると考えています」。
Weblio英会話によるマンツーマン指導
英語の授業全体を変革させるオンライン英会話の可能性。
利用開始後、生徒からは様々な反応があったという。「以前は、リアルな英会話を日常生活で体験する機会が少なかったので、良い刺激になっているようです。与えられた課題だけでなく、自主的に取り組む姿も見られます」と森さんは目を細める。講師の質についても「フレンドリーかつ丁寧にサポートしてくれるので、生徒も楽しめているようです」と高評価だ。同校の取り組みも2年目に入り、現在はオンライン英会話と通常授業の関連性をより高めていくことを考えているという。
「最近、普段の授業の中で“将来就きたい仕事”というテーマでプレゼンテーションを行いましたが、同じテーマをオンラインで講師と語り合った生徒がいました。こうした効果的な学習を深めていきたい」。
また、本郷さんは、公立高校でも様々な英語教育を展開できるという手応えのもと、今後のことをこう語る。「オンライン英会話に向けて、資料を準備したり、伝える内容を考えたりした後、講師と英語でコミュニケーションすることが小さなゴールです。また、その積み重ねによって、国際理解を深めるという大きなゴールにつながることを期待しています」。
神奈川県立横浜氷取沢高等学校
左:校長 本郷 宏一(ほんごう こういち)さん
右:英語科教諭 森 啓樹(もり けいじゅ)さん
メニュー豊富な英会話教育サービスが4技能・5領域をカバーする!
学校教育に特化した「Weblio英会話」が、教室・自宅を問わず学びの機会を提供し、生徒の発話量を増やす。パッケージサービス「School Weblio」にも注目だ。
Weblio英会話の導入メリット
1.学習環境を選ばない
オンラインなら、ALT派遣が難しい地域でも、外国人講師による生きた英会話授業が可能。クラス全員へのマンツーマン指導なので、発話せずにレッスンを終えることがない。
2.低コストで導入可能
授業を受けるために必要なのは、インターネット環境とGoogle Chromeを備えた端末のみ。そのため、低コストで、合格率約1%の厳しい試験をパスした外国人講師の授業を受けられる。
3.豊富な講師陣と柔軟な対応
フィリピン現地で採用した人材を中心に、1,500名を超える講師陣をラインナップ。生徒の会話レベルに合わせた個別設定はもちろん、各学校の特性に合わせたカスタマイズも可能。
※表示している回数はあくまでも実施頻度別の目安です
4.使い勝手のよいシステム設計
アプリなどのインストールは不要で、ブラウザの操作のみで受講できる。通信は改善を重ねた自社システムで、通信データ量を従来比の約3分の1に抑えつつ、接続の安定化も実現している。
英語力向上を助けるその他サービス
School Weblioは、英語授業の課題解決サービス。Weblio英会話を含む様々なコンテンツで、さらなるスキルアップをサポートする。
▼Weblio辞書
国語辞典、英和・和英辞典の有料サービスが無償で使える。広告は非表示なので快適に利用可能。
▼オンラインスタディツアー
英語圏の人たちとオンラインで交流できるサービス。ホストファミリーと交流するホームステイ型や、学生が対象の同世代交流型があり、海外の文化や歴史、SDGsなどを学びながら英語力を身につけられる。修学旅行や語学研修に代わるものとして人気上昇中。
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