ジチタイワークス

換気に不安のある災害時の避難所でも、強力空気清浄機で感染症対策を万全に。

感染症研究の最前線で導入され始めている、処理能力の高い大型空気清浄機。研究機関だけでなく、不特定多数の人が集まる公共の場や、災害時の備えとしても役立つという。詳細を、「朝日ライフサイエンス」の齋藤さんに聞いた。

※下記はジチタイワークスVol.14(2021年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]朝日ライフサイエンス株式会社

災害時の感染症対策は“換気”の環境整備が課題。

長引くコロナ禍で、もはや感染症対策は生活の一部として浸透しつつある。マスク着用や手指消毒など個人での対策はもちろん、公共の場においても、国が示す対策がおおよそ順守されている状況といえるだろう。

一方、災害が起きた状況での感染症対策については、まだまだ確立されていない印象だ。避難所における感染症対策については、厚労省のホームページなどで指導が行われてはいるが、「避難所の“換気問題”は、早急に対策が必要でしょう」と齋藤さんはいう。避難所という狭い空間での換気は、季節や天候にも左右され、十分な換気ができない状況が生まれると、感染リスクは大きく上昇するという。各自治体での環境整備が重要な課題なのだ。

より強力な空気清浄機が広く必要とされる時代に。

研究所や医療機関などに、超低温フリーザーを納入およびメンテナンスしていた同社が「GENANOナノスケール浮遊粒子除去ユニット(以下、ジェナノユニット)」を取り扱うことになったのは、PM2.5による大気汚染など時代の流れによる空気清浄の重要性に着目したことがきっかけだった。

「数年前から高性能の空気清浄機を世界中で探していたところ、フィンランド生まれのこの製品に出会いました」と齋藤さん。高い処理能力に惚れ、令和2年1月に日本での販売を開始した。ところが販売開始直後、新型コロナウイルスの世界的な流行が発生。VTT(フィンランド国立技術研究センター)で、いち早く新型コロナウイルスへのジェナノユニットの有効性が検証されることとなる。その結果、「0.003マイクロメートル※(3ナノメートル)以上のウイルスや浮遊菌を99.5%捕集し、装置内で不活性化する能力があることが実証されたのです。

全く予期していなかった事態とはいえ、感染拡大防止に役立つ製品だと確信できたことは、大きな自信につながりました」。
※1マイクロメートル=1ミリメートルの1000分の1

※内部は専用液で定期的に自動洗浄。処理水は微量のため自然に蒸発
空気中のナノスケールの浮遊粒子を取り込み、内部で不活性化・洗浄されることで、閉鎖された空間でもクリーンな空気に。
設置時にはパーティクルカウンター測定を行い、運転前と後の空気の清浄度合いを数値で確認できるので安心だ。

感染症研究の最前線で導入、フィルター不要の独自構造。

現在、ジェナノユニットは、感染症研究機関や放射線を扱う密閉空間など、シビアな感染症対策が求められる現場でいち早く導入されているという。

感染症研究の最前線で導入された設置例

「我々が、この製品をご提案しているのは、多くの空気清浄機で使用されているHEPAフィルターが不要という点が大きいですね」と齋藤さん。清掃や交換の際の感染リスクが軽減されることも選ばれている理由なのだとか。フィルターは経年劣化するため、災害用の備蓄にも不向きなのだという。また、空気清浄機には薬剤やオゾンを放出するタイプもあるが、そういった物質を発生させることもないので、どんな場所でも使える。

さらに、安心してもらうための独自の工夫として、設置の際にはパーティクルカウンター測定を行っている。空気中に浮遊する粒子の大きさや数を計測するもので、運転前後の数値を比較することで、目に見えない清浄効果を、目で見て確認することができるのだ。この対応は導入後の信頼にもつながるだろう。
「大雨や強風の災害時、自然換気は非常に困難です。環境や気候に左右されない、安心できる空間のために、ぜひ活用していただきたいですね」。

朝日ライフサイエンス 代表取締役社長
齋藤 国巳(さいとう くにみ)さん

導入現場からの声

・操作が簡単で、自施設でのメンテナンスが不要なため、手間が少なく煩わしさがない。
・音や振動がほとんどなく、精密機械などに影響がないため、設置場所の自由度が高い。
・感染研究室で導入しているが、性能の実験結果が明確に示されており、関係スタッフへの説明も容易にできる。

性能と使いやすさを兼ね備えたジェナノユニット

高い処理能力とシンプルな操作性、維持のしやすさを兼ね備えた空気清浄機・ジェナノユニット。災害時の避難所などはもちろんのこと、日常のあらゆる場面での万全な感染症対策に貢献する製品だ。

1.高処理能力なのに省スペース&移動も簡単

1時間当たり最大500立方メートルという高い処理能力で、不特定多数の人が集まる場所でも効果を発揮。固定式ではなく、大型キャスターがついた可動式で、用途や状況に応じて本体ごと簡単に移動することができる。

2.メンテナンスの手間要らず

清掃や交換時に感染リスクを伴うHEPAフィルターが不要の特許構造。電源を入れるだけというシンプルな操作性で、導入後の運用も容易だ。活性炭フィルターや洗浄液の購入などはメンテナンスサービスを利用可能。

3.非常時用に蓄電池とソーラーパネルも

災害時に心配される電力不足にも対応する、100V電源使用の省エネ仕様。特別な電源や工事は不要だ。さらには今後、蓄電池とソーラーパネルの利用でおよそ3日間の運転ができるセット商品も販売予定となっている。

災害時以外もこんな場所で活躍

フィルターの備蓄が不要で災害時の感染症対策に有効だが、省エネかつ設置工事不要の可動式なので平時にも活用できる。

・公共施設のロビー
・会議室、執務室、休憩室など
・教室、体育館など

※μm=マイクロメートル

※フィンランド国立技術研究センターにおけるMS2ウイルス(COVID-19代替)除去効果の検証結果より(令和2年11月実施)

お試しレンタルも可能

販売だけでなく月額でのレンタルにも対応しているため、本格導入前に試したり、必要なときだけ借りることもできる。

お問い合わせ

サービス提供元企業:朝日ライフサイエンス株式会社

TEL:04-2951-7166
住所:〒359-0016 埼玉県所沢市新郷212
E-mail:asahi@asahi-ls.co.jp

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