
※下記はジチタイワークスVol.38(2025年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
Theme:話題の“あの賞”が今年も募集を開始している件
期待の星はあなたの隣に!頑張っている若手職員を推薦しませんか?
現役の公務員が推薦・審査を手がける「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2025」の募集が始まりました。注目は、30歳以下の若手職員に光を当てる“ネクストホープ賞”です。
昨年の受賞者は2人で、そのうちの一人が富山県滑川市(なめりかわし)の林 和輝(はやし かずき)さん。都市公園で開催したビアマルシェが評価されました。今回は、林さんの推薦者にインタビュー。なぜ推薦したのか、理由を教えてもらいました。
推薦者 INTERVIEW埼玉県久喜市(くきし)
健康スポーツ部 スポーツ振興課
金澤 剛史(かなざわ たけふみ)さん
Q. 金澤さんが感動したポイントは?
A. 一過性のにぎわいではなく、地域経済まで見据えた動き!
最初は、よくある地域イベントだと思っていたんです。しかし中身に触れるうちに、私の想像は覆されていきました。クラフトビールのブルワリーを中心に、周辺店舗との共存まで意識した設計。一過性のにぎわい創出ではなく、地域経済への波及を考えた構成。そこまで見据えた動きに感銘を受けました。
また、地域企業との連携も印象的です。公と民、それぞれの強みを活かし、地域に根を張っている。林さんは、“まちを育てる”覚悟をもって動ける人。だからこそ、自信をもって推薦しました。
Q. 推薦文で工夫した点は?
A. “こんな視点があったのか”、驚きを審査員にも伝えたい。
私が感じた驚きを、どうすれば審査員の心に届けられるか。それを一番に意識しました。言葉が強すぎても伝わらない。でも、弱すぎれば埋もれてしまう。そのはざまで推薦文を何度も見直しました。特に強調したかったのは、民間だけでは実現が難しい課題に、公務員という立場を活かして挑んだこと。企業とパートナーシップを築き、自らが“交差点”となって動いている。その戦略性と実行力には感服しています。
受賞後、林さんから「こうして評価されて本当にうれしい」と伝えられ、推薦してよかったと改めて感じました。
Q. 公務員を表彰する意義とは?
A. モチベーションを高める、絶好の機会だと感じている。
外部から評価されることで、自分のやり方に自信がもてるようになります。同じ志をもつ仲間とつながれるのも大きな価値です。ネットワークが広がることで、自分の仕事の可能性に気づく瞬間が訪れる。それは、一人では見えなかった景色です。僕もかつて受賞し、“もっと誇っていいんだ”と自信につながりました。
林さんにはこれからも先頭に立ち、公務員の世界に変化の風を吹かせてほしいと願っています。
応募受付中! 地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2025
主宰・運営 株式会社ホルグ
受付期間 令和7年7月7日(月)まで
応募方法:フォーム投稿
下記の応募フォームより推薦文を投稿。今年度から全受賞者の活躍が書籍化される予定!
お問い合わせ:info@holg.jp
誰がどんな基準で選んでいる?
気になる審査の裏側は、ジチタイワークスWEBで!
審査員経験者による対談をお届けします。