ジチタイワークス

公務員の資産運用 テーマ「お金との付き合い方」

「人生百年時代」の今。「9割の公務員が知らない お金の貯め方・増やし方」の著者にお金との付き合い方を聞く。

※下記はジチタイワークスVol.3(2018年10月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。

Q.「人生百年時代」。今までと何が違うの?

A.100歳まで生きるとすると、65歳で定年を迎えてもその後 の人生が30年以上あります。しかも、老後の生活資金を国 任せにはできません。自分で備えなければならない時代になったのです。

Q.公務員は身分が保証されているし、退職金もしっかり出るし、 年金もある。あえて資産運用をする必要はないのでは?

A.公務員が優遇されていたのは昔の話。今は年金も退職金も、民間企業並みにそろえられています。「今だけ」「自分だけ」の生活を守るためなら、資産運用は必要ないかもしれませ ん。しかし、長い人生を見渡して、家族全体の生活を考えてみましょう。お金のやりくりが切実な問題になってきます。

Q.そもそも公務員が資産運用をしていいの?

A.自分の生活をまもるために資産運用をするのは当然です。もちろん禁止されていません。資産運用をきっかけに経済に関心を持てば、仕事にも活かせます。

Q.投資と言われてもどうすればいいのか……

A.慌てて株などの投資商品に手を出す必要はありません。 まずは自分が置かれた環境を冷静に分析しましょう。独身なのか、結婚しているのか、子どもはいるのか、両親は健在なのか。状況によって必要なお金の額は違います。資産運用は、時間をかけてじっくり取り組むもの。これから必要になる金額を、大まかでいいので計算することから始めましょう。

まとめ

資産運用は、将来、お金に振り回さ れないためのもの。ゆっくり楽しみな がらお金を育てていきましょう。

講師PROFILE

所沢市役所 経営企画部次長 林 誠
平成30(2018)年7月に『9割の公務員が知らない お金の貯め方・増やし方』 (学陽書房)を刊行。「楽しくやる」がモットー。中小企業診断士、通訳案内士。

このページをシェアする
  1. TOP
  2. 公務員の資産運用 テーマ「お金との付き合い方」