※下記はジチタイワークスVol.27(2023年8月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
職員が庁内で省エネルギーに取り組む「エコ・サマーアクション」を実施する山形市。クールビズの一環として軽装化を促しており、一部指定のスポーツユニフォームの着用も認められている。また、県内プロスポーツチームの応援や市民スポーツ活動の振興を図ることもねらいだという。平成24年度にサッカーの「モンテディオ山形」のTシャツやユニフォームが、平成27年度にバスケットボールの「パスラボ山形ワイヴァンズ」ロゴTシャツ、令和元年度に野球の「東北楽天ゴールデンイーグルス」ユニフォームの着用が可能に。実際に、庁内の職員からは“動きやすく涼しい”“地元スポーツクラブを応援する気持ちも表現できる”と好評だそう。
▲各々が応援するチームのユニフォームを着用。
同市が保有する施設の年間電力総使用量は、東日本大震災前と比べ令和3年度は約11%削減。これは、本庁舎電力量の2年分に相当する削減量だそう。エコ・サマーアクションを通して、職員一人ひとりが意識して努力を重ねてきた結果だという。「職員が率先して取り組むことで、市民や事業者の皆さんにもご理解をいただけると思います。脱炭素社会の実現に取り組んでいけるよう、市民や事業者と一丸となって地球温暖化対策へ意識を高め、連携や協力を目指していきたいです」と吉野さんは意気込みを見せる。
山形市 環境部
環境課 地球温暖化対策係
吉野 史代(よしの ふみよ)さん