山口県周南市は、平成30(2018)年9月に職員が全国57都市を“しゅうニャン市”のラッピングカーで巡る「全国キャラバン隊」をスタートしました。
※下記はジチタイワークスジチタイワークスVol.4(2019年1月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供] 山口県周南市
予算約590万円。職員自ら巡る試みは、地方自治体では全国初
平成29(2017)年1月から、「住民がネコのように自由にのびのびと暮らせるまちづくり」を目指したシティプロモーション事業「しゅうニャン市プロジェクト」に取り組んでいます。県内では「しゅうニャン市」の愛称で親しまれている山口県周南市ですが、県外では市の名前だけでなく、日本のどこにあるのかさえ知らない人が多いという現状でした。そこで平成 30年(2018)年9月から、市の魅力を全国に広めるため、47 都道府県57自治体を巡る全国キャラバンを実施。地方自治体では全国初の試みとして注目を集めました。
47都道府県を巡回した「しゅうニャン市キャラバンカー」
運転や現地でのPRは公募で集まった22〜48歳の市の職員19人が務め、主に2人で1、2週間ずつ担当します。旅費、燃料費、ブースで販売するグッズ代など約590万円を事業費として計上しました。
全国57自治体で知名度調査とPR
キャラバン隊は周南市をPRしながら全国各地、陸路8,628キロ、航路1,692キロを巡りました。現地では、訪問都市の市長を表敬訪問、商業施設などでオリジナルノベルティの配布や知名度アンケートを実施。単に全国を巡って、周南市の魅力をPRするのではなく、訪問先の自治体や地域についても周南市が運営するSNS(facebook、twitter、Instagram)で紹介をしました。「共にシティプロモーション」を合言葉に、現地での様子や特産品、観光地の魅力を積極的に配信することで、互いに友好な関係を築くことができたといいます。
出発から75日後の11月16日に旅を終え市役所に帰還したキャラバン隊。担当者は「来場者の方々や各自治体職員と直接会って話すことで全国での周南市の認知度を実感できた。各種メディアも通した全国へのPRになった」と話します。今後は、調査結果を市の観光振興に役立てていく方針です。
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