こだわりの現場力で、子どもたちに質の高い学校給食を実現する。
学校給食では、栄養バランスや安全性に加え、食育やSDGsへの取り組みも必要。しかし、人員不足により運営維持に苦慮する自治体も少なくないという。学校給食の民間委託で実績を伸ばす「葉隠勇進」に、委託メリットについて聞いた。
※下記はジチタイワークスVol.20(2022年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]葉隠勇進株式会社
予算や人材確保などの問題から給食運営に悩む自治体が増加。
学校給食は、子どもたちにとって、健やかな成長の糧となる大切なものだ。しかし、近年は多くの自治体において給食の運営が困難になりつつあり、その原因の一端と考えられるのは、予算確保の厳しさだという。
「全国的に児童の減少によって給食運営に充てられる予算が減ってきています。自治体が運営を担う場合は、200~300食をつくるのに調理員を3人配置という基準が設定されているところもありますが、人件費の問題から、それ以上の人員を増やすことは難しい。そうすると、現場は調理や配膳の工程で手一杯になり、味の追求や食育まではなかなか手がまわらないという結果になっているようです。また、調理員に欠勤者が出た場合は、教頭先生が欠員補充の手配を対応することもあり、大変だという話も耳にします」と担当の山岡さんは語る。
予算や人員に余裕がない中では、安定した給食運営の維持が難しくなり、学校側の負担も増えるばかりだ。そのため、それらの課題を解決すべく、全国の自治体の5割強が民間事業者へ学校給食業務の委託を行っているという。
ノウハウと“現場力”を活かし子どもたちに喜ばれる給食を。
同社は昭和62年から学校給食の受託会社として自治体をサポートし続け、蓄積したノウハウで信頼を集めている企業だ。「業務内容としては、学校の栄養士が献立の決定や食材の発注をした後、当社スタッフが納品された食材を検品。下処理・味つけなどの調理から、給食の配缶・配食、食器の回収・洗浄・消毒・保管までが基本です。自治体のニーズ次第では、栄養士業務まで併せて受託するケースもあります。
温かいものは温かいまま、野菜の飾り切りなどの“ひと手間”を忘れず、おいしい給食をお届けしています。また、メッセージカードを添付するなど、子どもたちに喜ばれる工夫にも努めています」。
さらに、同社の強みは人材の採用力や育成研修制度だという。「採用時点から人材を重視しています。学校給食に携わるには体力が必須で、命に関わる業務のため事故は許されません。それでも社会に貢献できる重要な仕事だという認識を共有した上で、採用した人々を育成し、現場に配置しています。当社グループ内では『ソシオークカレッジ』という独自の研修制度を設けており、配置後も研修を年12回定期的に行い、継続的な人材育成・教育を実施しています。
現場から提出される改善レポートは年間約1,400枚あり、現場の一人ひとりが、効率的な作業方法や、より喜ばれる給食のあり方を考えているのも特徴ですね」と力を込める。
食育やフードロス削減への取り組みにも高い評価が。
「年1回実施している学校に対するアンケートの回答で特に多いのは、“味が良くなった”というご意見です。当社では、年に20回以上の調理実習を行ったり、よりおいしくする方法を社内で話し合ったりと、味の追求をしているので、その成果ではないかと思います」。また、食育やフードロスの削減にも注力。学校からのニーズに寄り添いながら、積極的に食育プログラムを展開している。調理室の見学や、給食時間に教室を巡回して、子どもたちからの質問に回答するなど、食に関する興味関心を引き出す工夫をしているという。
「食べ残し量の激減という結果に、感謝の声を多数いただいています。これまで多様な食育活動を行ってきた実績があるため、そのノウハウや知識の蓄積により、全国どこでも偏りなく実践できるのも強みの1つだと考えます」。
現在は、全国78自治体において222事業所の学校給食業務を受託・運営している同社。「初めて民間委託する際は、学校だけではなく保護者の理解も必要かと思います。当社では不安を解消するため保護者説明会にも足を運ぶなどして、丁寧に仕組みや考え方をお伝えしています。まずは、学校で調理を行う“自校式”の給食で日本一を目指したい。そのためには、安全性と味はもちろん、より一層、子どもたちへの愛情をもって臨んでいく心構えが大切だと考えています。これからも“現場力”を磨き続け、全国の学校に我々の給食を届けていきたいです」。
葉隠勇進(はがくれゆうしん)
山岡 奈央(やまおか なお)さん
自治体の負担軽減に加えて学校給食の質向上も期待できる。
葉隠勇進は、自治体の負担を軽減しつつ、おいしい給食や豊かな時間を提供。実績と人材の採用力、充実した育成・研修制度があるから安心して任せられるのが魅力だ。
1.おいしい給食に、ひと手間ふた手間をプラス
同社が追求している“おいしさ”は、利用者アンケートの結果でも高評価に。さらに、子どもたちを笑顔にする工夫を加えて届けることで、保護者からも喜びの声が寄せられている。
2.積み重ねたノウハウで信頼と実績を獲得
3.全員で改善を繰り返す“現場力”が強み!
人材育成に注力し、学校給食にかける思いを共有して配置。現場で課題を見つけたら、それを改善し、工夫を重ねていく。この“現場力”が、事故やミスを防ぎ、より良い給食の実施を可能にしているポイントだ。
フードロスへの取り組み例
野菜の切り方や皮のむき方を変更して食べられる部分を多く残したり、見た目に美しさや遊び心を取り入れて楽しく食べられるようにしたり。様々な取り組みによって、残さい率の大幅低下を実現している。
食育への取り組み例
学校の授業にも積極的に協力。子どもたちに、給食がつくられる過程や、たくさん食べることが環境を守ることにもつながる理由などを伝えている。都内で、“給食からSDGsを考える学習発表”をサポートした経験も。
葉隠勇進は「ソシオークグループ」の一員です。
ソシオークグループは、全国にソーシャルサービスを提供しており、グループ会社では、ほかにも様々な事業を展開している。
フードサービス事業
病院や保育園など、幅広い施設で給食事業受託を行っている。
ソシオフードサービス株式会社TEL.03-3457-3300
小さな疑問も、まずはご相談ください!
長年培ってきたノウハウで、それぞれの自治体ニーズに寄り添ったサービス提供が可能です。
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サービス提供元企業:葉隠勇進株式会社
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