ジチタイワークス

北海道猿払村

【新家 拓朗さん】村の「風景と食」を軸に、旬を切り取って写真でアピール。

個性的な情報発信や活動で公務員の「型」を破り地域の魅力アップにも貢献。

対面で勉強会や情報交換会などを行うコミュニティ活動は、コロナの影響で「機会が激減した」といえるだろう。しかしこれにより、どちらかというと公務員が敬遠しがちな「オンラインでの情報発信」が活発化したのも事実。オンラインとひと口にいっても、その選択肢は多く、YouTubeでは動画を、Instagramでは写真を、noteでは文章を……と、好きな表現方法で発信できるのも魅力だ。投稿にメッセージを込めることで、それに共感する仲間探しが容易になったことは、全国公務員のネットワーク強化にひと役買っているといえるだろう。

※下記はジチタイCLASS(2022年5月発行)から抜粋しており、記事は取材時のものです。
※誌面掲載のアンケートは、ジチタイワークス会員を対象に令和4年1月14日~2月7日に実施したものです

徹底した地元目線がファンを増やすコツ。

私は、猿払村を「1人でも多くの方に知ってもらいたい」「好きになってもらいたい」という思いで、TwitterやInstagram、noteなどを使って地域のプロモーション活動を行っています。中でもInstagramでは、「風景と食」に関することを投稿してきました。写真は、仕上がりに満足したもののみ投稿するようにしており、これまで紹介してきた中で反響が大きかったのは、朝陽と夕陽の写真でした。

これまで「自分が発信したところで見る人はいないのでは?」「何かを動かすことなんかできないだろう」と思っていました。でも、Twitterの投稿をきっかけに、「猿払のホタテを買ってみました」「ふるさと納税をして猿払のアイスを食べました」といったフォロワーの動きが届くことがあり、「個人にもできることはある!」と実感しています。

情報発信は、「質の高い文章や写真を投稿しなければ!」と思い込んでしまうと、いつの間にか投稿が遠のくものです。まずは気軽にスタートしてほしいですね。「気軽に」というマインドはもちつつも、事前に発信する目的を定め、軸をもつことがポイント。投稿頻度を定期化することで、閲覧が習慣になる人も増えるのでオススメです。


新家 拓朗(しんや たくろう)さん
北海道猿払村(さるふつむら) 住民課

公務員生活24年のうち広報に通算15年携わる。自ら撮った写真を活かし、平成26年頃からSNSを活用したプロモーションを村と個人で開始。村内外に向けたプロジェクトも実施中。


新家さんのプロフィールサイトはコチラ

このページをシェアする
  1. TOP
  2. 【新家 拓朗さん】村の「風景と食」を軸に、旬を切り取って写真でアピール。