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【Be Unique】県が森林のスペシャリストを育成し、山間部の市町村へ即戦力として派遣

※下記はジチタイワークスVol.46(2026年10月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
平成23年、奈良県は紀伊半島大水害により甚大な被害を受けた。山間部では斜面の崩壊が相次ぎ、道路が寸断されて多くの集落が孤立。県は、防災・環境面での森林施策を新たな課題とし、平成29年度より森林環境管理制度の検討をすることに。友好提携を結ぶスイス・ベルン州を通じて、同国のフォレスター制度を参考とし、森林・林業の人材育成に踏み出した。
令和3年度には、専門知識や技術を習得できる「奈良県フォレスターアカデミー」を開校。県職員として採用した人材を2年間教育し、卒業後は「奈良県フォレスター」として県内市町村に派遣する。令和5年度に最初の卒業者である7人を派遣し、現在は計18人がフォレスターとして活躍中。派遣先の山間部自治体からは、“専門知識があるので業務理解が早い”“即戦力となり助かる”という声が届く。金子さんは、「アカデミーは林業の担い手を目指す人が学べる学校でもあり、フォレスターとなる職員は一般学生とともに学びます。森林組合などの道に進んだ卒業生と連携して、森林づくりに携わっていってほしい」と期待を込める。派遣後も県森林技術センターのフォレスター推進員が訪問し、業務上の課題や人間関係の悩みまで手厚くフォロー。キャリアアップや、長期休暇対応についても検討中だという。

▲奈良県フォレスターが地域の人と対話しながら森づくりを進める。

奈良県 環境森林部 森林環境課
金子 智美(かねこ ともみ)さん

















