職員が手話を理解し、聴覚障がい者との意思疎通を円滑にする目的だ。
講師は手話ができる職員で、課の全員が参加する。「少々お持ちいただけますか」「あなたのFAX番号を書いてください」など、実際の窓口業務でのやりとりを想定した会話をそれぞれ1週間かけて身に付けている。
「すべて手話で話すことはまだできないが、ひと言が伝わっただけでも心のつながりを感じた」という声があがっている。
福山市は平成29年に「福山市こころをつなぐ手話言語条例」を制定した。朝礼での取り組みを通じて、職員の手話への興味を高めることに繋がった。

課の全員で練習するので、連帯感も高まる