大量の印刷業務が、教職員の負担になっている。市川市では、教育委員会が印刷環境の見直しを実施。印刷時間短縮による“働き方改革”と、カラー化による“教育の質向上”を実感している。今の時代に求められる印刷環境とは?自身も教員の経験を持つ、同県教育センターの小谷さんに話を聞いた。
※下記はジチタイワークスVol.13(2021年4月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]エプソン販売株式会社
印刷業務に時間を取られ、カラー印刷も制限される。
学校では日々、お便りや授業プリント、会議用資料など、大量の印刷業務が発生する。古い機種の印刷機だと時間がかかり、1台だけだと順番待ちの行列ができることもある。「教職員にはやるべきことが山ほどあります。そんな中、単純作業に時間を取られることが歯がゆかったですね」と当時を振り返る。
もう1つもどかしさを感じていたのが、カラー印刷を必要な場面で使えなかったこと。「“分かりやすさ”という意味で、カラーの力は大きい。『赤の部分が大事だよ』と伝えるとすぐに理解ができますから」。
ところが当時は年間で使えるカラーインクの量が少なく、年度末までは決まった範囲内で切り抜けなくてはいけなかった。「常に在庫を気にしながら使い、時には白黒で妥協せざるを得ませんでした」。そんな気持ちを抱きながら、小谷さんは教育の現場から教育センターに異動。やがて、プリンターの保守契約が切れるタイミングが訪れたという。「これを機に、決まった予算の中で、より質の高い機能のものを選ぼうと考えました」。
課題解決をサポートするカラー複合機を全校で導入。
現場からの声も吸い上げ、挙げた主な条件が“印刷時間を短縮でき”“カラー印刷も十分できる”こと。希望を満たすサービスとして採用したのが、「エプソン販売」が提供する「エプソンのスマートチャージ」だった。同サービスの特徴は、使用状況に合わせて最適なプランや機器を選べる点にある。同市では、1分間に100枚という高速印刷が可能なカラーインクジェット複合機を全校に導入。これまでの印刷機では手動で行っていた、複数ページの資料を1セットずつに組み上げるといった丁合作業も自動で行うことができる。「こんなに印刷が速く、しかも楽になるとはと、現場の評判は上々です」と小谷さん。
学校ごとに印刷枚数を調査して年間使用量を割り出し、各校の規模に合わせたインクを適切に配分できる上、大容量インクのため、消耗品費の低コスト化にもつながる。「カラーを必要なタイミングで使えるようになったので、先生方に『いっぱいカラーを使っても大丈夫ですよ』と言えるのがうれしいですね」。
カラー印刷を気兼ねなく行える環境は、“教育の質”も押し上げているという。授業もICT化する中、児童生徒がパソコンを使って資料をつくる機会も増えた。カラーは決して“贅沢品”ではなく“必需品”に近いといえるだろう。エプソンの技術が活きたカラー印刷は高画質。「美しいカラー印刷だとプリントの見えやすさが向上し、理解の促進とやる気につながります」とその大切さを強調する。
実際に市内の学校内で掲示されている印刷物。「学校だより」には、校長先生が手描きしたカラフルな朝の登校風景がプリントされている。
教育委員会による印刷環境の一括管理・改善が、業務負担を軽減し授業の質も高める。
印刷環境が改善され、小谷さんが感じている大きなメリットが“働き方改革”だ。多忙な教育現場で、印刷業務の時間が短縮できる意義は大きい。「授業の質向上のための準備など、本質的なことに取り組める時間が増えた」と手ごたえを感じている。
また、「本体の幅もコンパクトなので、学校によって職員室の大きさや教職員の数が異なる中、場所を選ばずに設置ができることは、教育委員会としては、とても扱いやすいです。学校現場でも、パソコンを使った授業や会議の途中でも、わざわざ印刷室に行くことなく、その場でさっと印刷できるので便利です」と顔をほころばせる。
学校単位で印刷機を導入する自治体もあるだろう。しかし、小谷さんは、「教育委員会が一括管理することで、計画的な使用による経費削減が見込め、また、現場が抱える課題を集約し、共有しながら解決できることも大きいのではないでしょうか」と指摘する。
“1人1台端末”の時代を迎え、学びの環境はますます変わっていく。印刷環境を見直して教職員の負担を減らし、なおかつカラー化を進めることは、教育現場にとって今後、重要なポイントの1つになるだろう。
教市川市教育センター
小谷 春晃(こだに はるあき)さん
実際に市内の学校内で掲示されている印刷物。「学校だより」には、校長先生が手描きしたカラフルな朝の登校風景がプリントされている。
学校現場の抱える課題
エプソンのスマートチャージ学校向けサービス「アカデミックプラン」で解決!
「アカデミックプラン」の特長
1.カラーもモノクロも同額で提供
規定枚数までは、カラー・モノクロの制限がない。
2.月々安心の定額プラン
本体※1、消耗品、保守費用を月額定額で提供。
3.新規予の計上算不要
現状の費用でまかなえるプランを提案。
4.契約台数間で印刷枚数やコストを管理
学校規模の違いによる印刷枚数や、コストのばらつきがあっても安心。
5.印刷可能な規定枚数を年次で管理
印刷枚数が少なかった月の分は、他の月へ繰り越しが可能。
6.消耗品の自動配送
インクの交換時期を自動で検知し、インクカートリッジを手配。※2
※1 リース会社から機器本体をお客様へ貸与します ※2 エプソンのリモートサービスが必要です
環境への配慮と業務の効率化を同時に実現
高速印刷と“省電力”を両立
通常、印刷速度が速くなるほどに最大消費電力も大きくなる。1分間に100枚印刷できるレーザープリンターの最大消費電力は、平均5,000Wのところ、同社のカラー複合機では同速度で320Wと低消費電力を実現。“1人1台端末”時代を迎える学校の電力環境をサポートする。なお災害時などの限られた電力環境下でも、100V電源で稼働可能。
高速印刷と“高画質”を両立
用紙をぴったり吸着して搬送する「静電吸着ベルト」を搭載。インクの着弾精度を高め高速印刷と高画質を両立する。さらにインクは、水やマーカーでもにじみにくい全色顔料インクを採用。用紙の裏側へのインク抜けを軽減し、両面印刷も美しく仕上げる。写真の色を鮮やかに、文字の輪郭もシャープで、小さな文字も精密に再現できる。
※画像はイメージです
CHECK
各教育委員会、学校の状況に合わせて月額料金や印刷規定枚数などプラン内容をご提案いたします。お気軽に問い合わせください。
※算出条件や前提条件、補足事項については、エプソンのホームページよりご確認ください
お問い合わせ
サービス提供元企業:エプソン販売株式会社 スマートチャージセンター
TEL:050-3155-8655
住所:〒160-8801 東京都新宿区新宿四丁目1番6号
JR新宿ミライナタワー29F