今号の誌面に登場した用語や、その関連用語を中心にセレクト。“知っていても、正確に説明するのが難しい”専門用語などを学習&おさらいできるコーナーです。
※ボキャブラーニン:VocabularyとLearningをくっつけた造語
※下記はジチタイワークスVol.10(2020年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
BPO / Business Process Outsourcing
ビジネス・プロセス・アウトソーシング:外部委託の一種。BPOの場合は、業務の設計から効率化、改善に向けた取り組みなどまでを、外部事業者に一任する方法が一般的とされている。
シビックプライド / Civic Pride
市民としての誇り。自分が住んでいたり、働いていたりする都市やまちに対し、市民が誇りや愛着を持つこと。また、その都市の課題解決やまちづくりに対する参加意識を持ち、行動すること。
クラウド(コンピューティング)/ Cloud
インターネットを経由し、データやソフトウェアなどをサービスとして提供するコンピューターの利用形態。それらのデータがネット上のどこにあるかを意識せずに利用、保存、共有できる。
CSR / Corporate Social Responsibility
コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティ(企業の社会的責任):企業が自社の利益を追求するだけでなく、企業活動が社会へ与える影響に責任を持ち、社会に貢献すること。
ナッジ(理論)/ Nudge
直訳すると「そっと後押しする、ひじで軽くつつく」。行動経済学で用いられる理論の一つで、小さなきっかけを与えることにより、人々が自発的により良い行動を選択できるように促すこと。
OCR / Optical Character Recognition
オプティカル・キャラクター・レコグニション(光学文字認識):スキャナーなどで取り込んだ手書き書類や印刷物などの画像情報から文字を識別し、デジタルの文字データに変換する技術。
PFS / Pay For Success
ペイ・フォー・サクセス:成果連動型民間委託契約方式による事業。自治体が民間に委託する事業において、行政課題に対応した成果指標が設定され、報酬がその指標の改善状況に連動するもの。
PPP / Public Private Partnership
パブリック・プライベート・パートナーシップ:公共サービスを官民連携で行う手法。民間の経営力や技術、資本を活用することで、サービスの向上や効率化、コスト削減などを図る。
RPA / Robotic Process Automation
ロボティック・プロセス・オートメーション:業務プロセスにおいて定型化しやすい業務フローをロボット(ソフトウェア)に認識させ、業務をロボットに代行させる自動化・効率化の技術。
SDGs / Sustainable Development Goals
サステナブル・ディヴェロップメント・ゴールズ(持続可能な開発目標):2030年までに、持続可能でよりよい世界の実現を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成される。
SIB / Social Impact Bond
ソーシャル・インパクト・ボンド:PFSを受託した民間事業者が、事業にかかる資金を金融機関などの資金提供者から調達し、その返済などを、成果に連動した自治体からの報酬額等に応じて行うこと。
SIM / Subscriber Identity Module
サブスクライバー・アイデンティティ・モジュール(加入者識別モジュール):スマートフォンなどの携帯電話で、通話や通信をする際に必要となるICチップ。固有の識別情報が記録されている。
VPN / Virtual Private Network
バーチャル・プライベート・ネットワーク(仮想専用線):インターネット上などに仮想の専用線を設定し、特定の人が、セキュリティ上安全な経路(拠点間)で通信できるネットワークの仕組み。
WBGT / Wet-Bulb Globe Temperature
ウェット・バルブ・グローブ・テンパラチャー(湿球黒球温度):熱中症予防を目的とした指標。人体と外気との熱のやりとりに与える影響の大きい、湿度・日射や輻射など周辺の熱環境・気温の3つを取り入れて算出される。
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