ジチタイワークス

東京都昭島市

照明のLED化と明るさの調整で、さらなる省エネの実現を目指す。

リースで初期投資不要のLED照明+無線調光システム

2027年に迫る蛍光灯の製造終了や電気料金の高騰。さらに、脱炭素に向けて政府が掲げる2030年の100%LED化目標など、自治体のLED化は急務だ。そんな中、昭島市ではLED照明と調光システムを同時に導入したという。

※下記はジチタイワークスVol.32(2024年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
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省エネ・脱炭素・コストなどを鑑み、庁舎全体のLED化へと踏み切る。

同市では、庁舎の照明に一般的な蛍光灯を使っていた。昨今の電力不足による、国や電力会社からの節電要請に対しては、照明の間引きを実施。しかし、その対応には課題があったと新野さんは語る。「節電につながる一方、場所によっては明るさが充分でなく、職員の目に負担をかける可能性があったのです。不特定多数の方が来庁する施設の環境としては、最善ではないと感じていました」。

また、同時期に「昭島市地球温暖化対策実行計画」の策定が進み、温室効果ガスの削減に率先して取り組むことが求められていた。「さらに、電気料金の高騰や蛍光灯の維持管理にかかるコストや手間にも頭を痛めていたので、今こそLED化のタイミングだと決断したのです」。そうして、いくつかのLED製品を比較検討。結果的に、「アイリスオーヤマ」が提供するLED照明と無線調光システム「ライコネックス」を導入した。「他社の提案は、間引きした状態でLED化するというものでした。一方、同製品は全照明をLED化しつつ、1台ずつ明るさを調節できるという点に注目しました」。

通常、庁舎の全照明を替える場合は、大規模な初期費用が必要だ。しかし同社ではリース契約が可能で、予算を平準化させられる。削減した電気代分をリース代に充てても、従来よりトータルコストが削減できることも決め手の一つだったそうだ。

業務内容に合わせて明るさを調節し、より働きやすい環境をつくる。

同製品は、タブレットなどの端末操作でLED照明の明るさを調整できるシステム。職場の環境や、時間帯などに合わせて調光することで、省エネに相乗効果を生み、温室効果ガスやコストの削減につながる。

また、同社は開発から製造、販売、設置までを一気通貫で行っており、短工期で設置ができることも強みだという。「当市では、庁舎の改修工事と並行してLEDへの切り替えを行いました。土日の工事を中心に照明の更新は順調に進み、令和4年7月から始まった工事は年内に完了。本格的な運用開始は、令和5年1月からでした。短工期というのは非常にありがたかったです」。

庁内の調光率は平均で約70%だが、職員からは“以前と比べて明るくなった”と好評だという。さらに、業務内容に合わせてエリアごとに調光機能を活用。例えば、設計図など紙を多く扱う部署のエリアは明るく、パソコンのモニターを多用する部署は調光率を下げるなど、用途に応じた適切な明るさを担保しているのだという。「職員から要望があれば、総務課で調整しています。タブレットで簡単に操作でき、すぐに対応できるのは便利に感じています」。

庁舎での成功をステップに、まちの未来を明るく照らす。

導入から1年が経過した同市では、こうした職場環境の快適性はもちろん、省エネ効果も確認できているそうだ。「蛍光灯と比較して、電気使用量は減っています。契約期間は、保守も同社に依頼でき、従来かかっていた照明器具の費用や手間も削減されました」。

さらに今後は、運用面で工夫していく予定だという。「例えば、会議の際に大型ディスプレイの周辺だけ暗くするなど、調光機能を活用できるシーンは多くあります。小さな工夫を積み重ねていきたいと考えています」。また、効果を最大化するためには職員への啓発も欠かせないと付け加える。「庁内には様々な部署・業務があるので、不要な照明の調整を促し、同時に節電意識を根付かせていきたいです。当課も、時間帯に合わせての調光など、まだ活用できていない機能を使ってメリットを引き出していくつもりです」。

最後に新野さんは、こうした動きを市内にも広げたいという展望を語ってくれた。「現状はまだ通過点です。市内には多くの公共施設があります。庁舎のLED化を皮切りに、ほかの施設にも展開し、さらなる環境負荷の低減に貢献していきたいです」。

東京都昭島市
総務部 総務課
総務係長 新野 真弘(にいの まさひろ)さん
 

自治体に選ばれる理由

1.効果的に電力使用量・コスト・CO2を削減できる

LEDは蛍光灯と比較して、省電力・長寿命という特徴がある。そこに調光のオペレーションを加えることで、さらなる消費電力の抑制、脱炭素化につなげることが可能に。

■用途やシーンに応じた調光の一例

業務によって必要な調光率は異なるため、エリアごとに設定。1台ずつコントロールでき、間引き点灯も可能。

自動スケジュール機能により、曜日や時間帯に合わせて明
るさを設定。点灯・消灯の操作を都度しなくて済む。

 

2.短い工期で設置でき、運用開始までがスムーズ

開発から製造、販売、設置まで一貫して、同社グループがサービス提供しているため、運用開始までがスムーズ。また、ライコネックスは無線通信のため、大規模な配線工事が不要。

3.リース方式で初期費用を抑えられる

製品費、施工費などがリース契約期間内に分割でき、単年度の財政負担が増えない。さらに、それらは削減された電気代の一部で賄えるため、大きな費用の予算化が不要に。

 

お問い合わせ

サービス提供元企業:アイリスオーヤマ株式会社

ライティングソリューション事業

TEL:022-253-7095
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