多種多様な仕事がある自治体の現場において、人事異動は「転職」と称されるほど。これまでの経験が活かされず、途方にくれるといった話を耳にすることも多い。
そこで、ジチタイワークスでは『自治体シゴトのテキスト』を立ち上げた。多種多様な自治体業務について、その業務に精通する方にその業務のやりがいや魅力、仕事のポイントなどについてご紹介いただく企画となっている。
※著者の所属先及び役職等は2022年7月公開日時点のものです。
※各記事の掲載情報は公開日時点のものです。
法的トラブル対応を学ぶ
第4弾のテーマは「法的トラブル対応」。今回の先生は、『公務員の法的トラブル予防&対応BOOK』などの著者である、市川市職員の米津孝成さんです。米津さんのテキストには、いったいどんな内容が書かれているのでしょうか。
基礎編
公務員の「法的トラブル」とは?リスクは日常業務に潜んでいる?
公務員が遭遇するミスやトラブルには、自治体内での処理や相手との話し合いで解決できるものから、法令の規定に沿って処理しなければ解決できないものまで、様々なものがあります。そこで基礎編では、それらの中から「法的トラブル」を定義するところからスタート。また、公務員の法的トラブルの実例をもとに、火種が日常業務に潜んでいることを学びます。
実践編
公務員の「法的トラブル」を予防するには?対処のコツは?
実践編では、法的トラブルの火種を発見・消火するために押さえておくべき「業務の基本」と「法的トラブルが発生しやすいシチュエーション」を取り上げます。さらに、法的トラブルの火種を発見した場合に備え、効率的な初期対応をする3つのポイントをご紹介します。
応用編
「公務員の法的トラブル」を迅速に解決するための体力つくりとは?
法的トラブルを解決する上で、関係部署や専門家との連携は不可欠ですが、解決に向けては各職員の努力や能力が大きく作用します。そこで応用編では、職員1人ひとりの力を高め、結集させることによって法的トラブルを迅速に解決できるよう、日頃から取り組める「体力つくり」の方法を伝授します。
プロフィール
米津 孝成(よねづ たかのり)さん
市川市議会事務局議事課主幹。平成16年、学歴・年齢の制限を撤廃した職員採用制度による採用の「一期生」として入庁。福祉部福祉事務所、総務部法務課等を経て現職。「公務員の法的トラブル予防&対応BOOK」、「公務員の仕事の授業」(いずれも学陽書房)、「自治体訟務イロハのイ」、「自治体法務の事件簿」(いずれも自治体法務NAVI e-Reiki CLUB/第一法規)などを執筆。
著書
『公務員の法的トラブル予防&対応BOOK』(学陽書房)
『公務員の仕事の授業』(学陽書房)他多数