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【男性育休】育休取得経験者から実践的アドバイス!

近年、男性の育児休業・休暇取得が注目されている。国の少子化対策の一環として取り組まれており、男性の育休取得が女性同様になると、女性側の継続就業にも改善が期待できるだろう。「女性だけが就業を諦めなければいけない社会を変えて行こう」という動きが全国的に生まれ始めている。

国家公務員の育休取得率は年々上がってきている。そこで気になるのが、地方公務員男性の育休事情ではないだろうか。

今回の記事では全国の育休取得経験のある地方公務員男性にアンケートを行った。

仕事での混乱はあったのか、家庭及び仕事上での工夫は何か、結果として今、何を感じるのか…リアルな声を紹介していく。

 

公務員男性も、ぜひ育休取得を!経験者よりアドバイス

職場も育児もそれぞれ一筋縄でいかず、困難はたくさん。

それでも男性育休経験者は「男性公務員も、ぜひ育休取得を!」と声をあげる。経験者ならではの、実践的なアドバイスを紹介する。
※カッコ内プロフィールは(本人年齢/育休取得時の子どもの年齢/育休取得期間)、以下同。
 

子どもが小さいうちは一瞬。見逃さないで

・自分が休むことによって職場に迷惑がかかる、替えになる人がいなくて心配だから育休取るのが不安だという気持ちで諦めないでほしいと思います。職場にとって代えがたい存在だとは言っても公務員職場は組織なので、異動もあるので、職員の代わりは誰かが代わってあげることができます。でも、ご家庭にはお父さん・夫の代わりになってくれる人はいません。ご自身にとっても子育てに専念する経験はきっと人生の中で役立つと思います。(31歳/長男0歳/約4カ月)

・子どもが小さいうちは、毎日成長がはっきり見られるので、この時期にできるだけたくさん子どもに関わってほしい。父親と子どもだけで出かけることで、奥さんが家で1人になれる時間を作ってあげてほしい。(37歳/長女0歳/1週間)

・3人目の出産の際に育休をとりました!上の子の育児と家事は大変でしたが、新生児期に長く接することができる機会はこの時しかないので、是非取得してもらいたいです。仕事はこの先長くしていきますが、新生児の時期は今しかありません。育休をとって本当に満足しています!おススメです!(29歳/長男4歳、長女3歳、次女0歳/1.5カ月程度※有休含む)

・出産は女性にとって命を懸けた大きな出来事。出産のダメージは男性には考えられないほどになります。また精神的にも不安定な時期です。そこに夫がいてあげることが出来ると妻の不安は幾分か和らぐと思います。もちろん10カ月前から母としての自覚が芽生える女性と違い、男性はいきなり父になるので、産前から父親教室に通うなど意識を高める必要がありますが、準備できているなら大きな戦力となれます。昼夜逆転、おむつ替え、沐浴など大変なことも多くありますが、すぐに過ぎてしまう新生児期の我が子を見れる喜び、初めてを目撃できる喜びはひとしおです。親子の愛情形成にも大きく寄与できると思いますし、どうか育児を楽しんでいただければと思います。(33歳/長女0歳/約3カ月)

分からないことばかりですが、やってみれば何とかできるものです。育児休業は絶対良い経験になります。奥さんに理解してもらい、是非ともチャレンジ精神してみてください!(38歳/長女3歳、次女1歳/約1年間)

・育児休業なので、家事を完璧にやろうとせず、子どもと過ごす時間を大切にしてほしい。(37歳/長男1歳/1年間)

大事なのは、職場の理解と制度の活用

・自分がいないと仕事がまわらないと思うかもしれませんが、意外と周りはフォローしてくれるはずです。事前に上司、同僚に妊娠を周知して協力体制を確保しておくといいと思います。(36歳/長女9歳、次女6歳、三女0歳/4カ月※現在進行中)

・ライフプランとの兼ね合いですが、思い切って長期で取ったほうが、職員・職場ともども、スムーズに行くような気がします……(29歳/長男0歳/約1ヶ月)
 

育休取得でチーム育児が可能に!

・育児休業取得期間に育児や家事のスキルが身につくことで、期間中だけでなく、その後も育児に積極的に参加できるようになります。何より妻から感謝されるので、夫婦関係も良好になります。チーム育児ができるようになりました。(40歳/長女0歳/約1カ月)

・妻の信頼、長い目で見た家庭の安定を考えると、ぜひ育児休業取得をオススメしたいです。同じ時間を妻と共有して、ようやく夫は育児の楽しみ、大変さが分かるのだと思います。(30歳/長女0歳/2週間)

・子どもが生まれる前から、子育てと仕事についてよく話し合うことが大切。制度は制度なので、どう利用するか、利用できるか、お互いどこまで助け合えるか、妥協できるかをしっかりと話し合ってください。(33歳/長女6歳、次女3歳、三女0歳/約2週間)

子育ての機会はとても貴重で、夫婦で頑張った分、得るものがとても多いので、絶対に取得したほうがいいと思います。子育ての大変さ、家族の大切さ、子育てをしている他の職員への配慮などを感じられます。仕事の引き継ぎの方法にはコツがあります。(33歳/次女0歳/約1カ月)
 

育休が広まれば、社会全体の幸せにもつながる

育休中は人目につくと良いです。可能ならSNSで発信しましょう。社会の認知度が変われば育休取得率も上がるはずです。あなたの育休は家族の幸せでもあり、社会全体の幸せにも繋がります。(37歳/長女0歳/1年間)

・育児休業を取ることで周りに迷惑をかけてしまうと思うのではなく、今後周りが育児休業を取りたいと思ったときに、自分が今度はそうした人たちの後押しして、助け合い、思いやりが職場の中で生まれていくような環境づくりを一緒にしていきましょう。(1回目:30歳/長男0歳/3カ月、2回目:32歳/長男2歳、次男0歳/育児休暇1カ月)

・個人的には育休は是非取得してもらいたいと思います。自分の育休の取得により後輩も育休が取りやすくなると思います。また、自分が上の立場になった際に部下に対して育休取得を勧めることができるのではないでしょうか。

復帰後は部分休業もしました(6月〜8月)。長男が1歳だっため、通園による子供への負担を軽くしたいと思ったためです。職場の状況(繁忙期等)によっては育休が取りづらいかと思いますが、上司と相談し短い期間の育休取得でも良いのではと思います。夫婦で育休取得が必要かどうかよく話すことが大事だと思いました。

出産前の育児のイメージと実際の育児は差がありました。妻が思っていた以上に育児は大変だったようです。育休を取得し、夫婦で協力できたことは良かったと思います。
(34歳/長女2歳、長男0歳/4カ月)

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男性公務員の育休について、リアルな声をお届けしてきた。職場の状況・タイミング等々により、壁が高い方と感じる公務員男性もまだ多いかもしれない。

けれども、一度しかない我が子の子ども時代に深く関われること、パートナーとより深い絆が生まれることなど家庭における影響は大きく、
また、育休前の引き継ぎや育休中の家事・育児で、調整力や段取り力など、その後に活きるスキルも学べるなど得るものも大きい。

この記事をきっかけに、育休取得への一歩を踏み出す人が増えることを願っている。

※アンケートは公務員限定のオンラインプラットフォーム「オンライン市役所」の協力を得て実施

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