若者のIターンやUターンは地方活性化の大きな要だ。20~30代の若い世代にいかにして街の魅力を知ってもらうか。岡山県は、地元ボランティア団体「岡山盛り上げよう会」、株式会社ネットマーケティングとタイアップして1泊2日の移住ツアーを開催した。
※下記はジチタイワークスVol.4(2019年1月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]株式会社ネットマーケティング
岡山暮らしの魅力を体感、先輩移住者との交流会も
2018年11月17日(土)・18(日)の2日間、岡山県が主催する1泊2日の移住ツアーが開催された。参加したのは首都圏をメインに関東・関西に住み、地方移住を視野に入れた20~30代のカップルと夫婦とその子ども、計3組9人だ。
集客で婚活・恋活アプリ「Omiai」と連携した企画は同県では初めての試み。参加者たちは人気の移住エリアを訪れ、現地に暮らす先輩移住者たちと質疑を交わすなどしてツアーを楽しんだ。
今回立ち寄ったスポット
■井原市:魚屋地場産業センター、井原デニムストア、ハローズ、市民病院、葡萄浪漫館、星の郷青空市、駒井農園、青空ペンションコメット、お試し住宅(七日市町・美星町)、美星天文台
■矢掛町:青空市きらり、水車の里フルーツトピア、Mikawa Terrace(みかわてらす)、矢掛町運動公園、矢掛屋、やかげ町家交流館、矢掛商店街、お試し住宅
参加者インタビュー
今回のツアーを知ったのは、今のお付き合いのきっかけになった婚活・恋活アプリ「Omiai」でした。信頼して使っていたツールの運営側からのお声がけだったので、安心してツアーに参加できましたね。
移住を考えるうえで一番気になるのは子どもを育てる環境です。先輩移住者たちにリアルな子育て事情を教えていただき、疑問点がクリアになったので参加して良かったと思っています。(八尾聖月さん)
内橋龍さん(左)、八尾聖月さん(右)
岡山県・矢掛町町長から
矢掛町への移住者は、年々少しずつ増えています。医療費や教育費などの出産・子育て支援は県下でもトップクラス。豊かな自然に囲まれてゆったりと暮らせる場所です。
移住で大切なのは、自分や家族が「都会型」か「地方型」かを見極めることだと考えています。今回のツアーが、そのきっかけや一助になればうれしいですね。
岡山県矢掛町 山野通彦 町長
集客をサポートしていただき本当に助かりました。
今回初めてネットマーケティングさんと連携して、集客力を実感しました。行政の弱い部分でもある特定の年齢層をターゲットとした呼び込みをサポートしていただき、事業を実施することができました。他の企画にも展開できる可能性を感じました。
岡山県県民生活部 中山間・地域振興課 移住促進班 副参事 仁科 寿さん
地域活性だけでなく若者の未来にも大きく貢献
日本の少子化や人口減には以前から問題意識があり、強い思いで「Omiai」の事業に取り組んできました。自治体との提携は、私たちにとっては力強い“お墨付き”です。今回のように、恋愛や結婚を強く意識して「Omiai」を使ってくれている若者の将来がより良くなるような情報や経験を届けられればと思っています。
株式会社ネットマーケティング 執行役員 メディア事業本部 本部長 柿田 明彦さん
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