ジチタイワークス

山口県周南市

翻訳システムを活用し、外国語が堪能な職員が不在でも円滑なコミュニケーションを。

業務をラクにする機械翻訳システム

コロナ禍で止まっていた国際交流が再開されつつある。外国人住民も増加傾向にあり、自治体における多言語対応の必要性は高まっている。そこで周南市は、姉妹都市との連絡や住民への情報発信に機械翻訳システムの活用を始めたという。

※下記はジチタイワークスINFO.(2023年8月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]株式会社川村インターナショナル

海外との正確でスムーズなやりとりに高機能で安全な翻訳サービスを検討。

オランダ、オーストラリア、ブラジルにある3都市と姉妹都市提携をしている同市。各都市の担当者とのやりとりは主にメールで、英語を使用しているが、外国語に精通した専門職員は配置されていない。そのため、これまでは担当の職員が無料の翻訳ツールなどを駆使し、時間をかけて翻訳していたが、セキュリティなどの面で不安を感じていたという。また異動により、英語が不得意な職員が担当になる可能性もあった。

「行政には正しい情報を発信する責任があります。そのためには誰が担当になっても、一定のクオリティで連絡や情報発信ができる体制が必要です。そこで令和3年に、翻訳の品質と安全性の2つが担保できる有料の翻訳サービスを探しはじめました」と大迫さん。

ちょうどその頃、総務省から全国の自治体に対して、多言語翻訳技術の活用推進についての通知が出された。資料の中では民間企業の翻訳製品・サービスが紹介されており、それらを中心に比較検討した結果、「川村インターナショナル」が提供する「XMAT®(トランスマット)」を導入することになった。「翻訳サービスは多くの選択肢がありましたが、同製品の月額5,500円というリーズナブルな価格が決め手になりました」。

機械翻訳とは…

AIを用いて翻訳するサービス。AIエンジンは様々で、無料・有料などもサービスによって異なる。

無料サービス利用の懸念点

入力した情報が二次利用される可能性がある
情報漏えいのリスクがある

PDFや画像も読み込めるので翻訳業務の効率化につながる。

同製品は、WordやExcelなどのファイルをアップロードするだけで、翻訳ができるシステム。画面上で、希望の言語とファイル形式を選択すると、翻訳処理された指定のファイルがダウンロードできる。元のファイル形式のレイアウトはほぼ維持されるという。一般的な翻訳サービスは利用文字数による従量課金制が多いが、同製品は無制限で利用できることが強みだ。「そもそも機械翻訳に完璧を求めるのは難しいです。だからこそ、同じ文章を複数の翻訳エンジンで検証できるのが便利です。翻訳した文章が本当に正しいのか自分だけでは判断できないので、比較して確かめています」と大迫さん。

懸念していたセキュリティについても、データがユーザーごとに個別管理されていることで、第三者によるアクセスや二次利用のおそれはなく、安心して利用できているそう。

加えてOCR機能が搭載されているため、画像データの文字でもアップロードするだけで翻訳ができる。「姉妹都市から提供されたPDF資料を翻訳する際も、わざわざ文字起こしをして翻訳する必要がないため、業務効率化につながっていると思います」。

国際交流が再開するこれから、外国人住民への情報発信にも活用。

同市では令和5年から海外姉妹都市の青少年との対面交流が再開される。担当者間のやりとりが活発化しているが、今回の導入で、より正確かつ円滑なコミュニケーションが可能になったという。また、外国人住民への情報発信においても活用が進んでいる。

市内には約1,600人の外国人が暮らしており、国籍はベトナム、韓国、ネパール、フィリピンなどが中心で、第一言語が英語ではない人も多い。加えて、コロナ禍で停滞していた技能実習生の受け入れも進んでおり、外国人住民は増えつつある。同製品は100言語以上に対応していることから、大迫さんはここでも有効利用できると期待している。

「現在はFacebookを使って週1回程度、やさしい日本語と英語で外国人向けに生活情報を発信しています。投稿頻度をもっと増やしたいのですが、これまでは手がまわっていませんでした。同製品を使えば効率的に翻訳ができますし、ベトナム語や韓国語などにも対応しているので、多言語での情報発信ができるようになると考えています。こういったテクノロジーを上手に活用することで、外国人住民にとっても住みやすいまちにしていきたいと思います」と展望を語ってくれた。

周南市
観光交流課
コンベンション・国際交流推進担当
大迫 啓志(おおさこ ひろし)さん

担当者の声
今後、翻訳が必要な場面はさらに増える見込みなので、体制を整える意義があると考えています。

 

低コストで使える翻訳サービスで活発化する国際交流を推進。

1.月額5,500円の導入しやすい完全定額制

1ユーザーにつき月額5,500円と、初めての機械翻訳サービスでも導入しやすい。文字数の制限もないため、気兼ねなく活用できる。自治体のニーズに合わせた契約プランも相談可能。※価格は税込

2.情報を守る安心のセキュリティ体制

ISMSクラウドセキュリティ(ISO27017)を取得している。無料ツールと異なり、データはユーザー別の管理となっているため、第三者のアクセスやデータの二次利用の心配はなく、安心して利用できる。

3.翻訳作業がラクになる充実の機能

高精度のOCR機能により、画像もアップロードすれば、テキストを判読して翻訳。国産のセキュアな機械翻訳エンジン「みんなの自動翻訳@KI」をはじめ、翻訳専門会社が選定した7つのエンジンが利用可能。

※国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)開発「みんなの自動翻訳@TexTra®」の商用利用を可能にした機械翻訳エンジン

導入実績

多くの民間企業をはじめ

内閣府防衛省東北大学

などで活用されている

全機能の体験が可能な2週間の無料トライアル募集

スムーズな翻訳、文字数制限なし、PDFの直接翻訳などの利便性を実感できる、2週間の無料トライアルが可能。気軽に問い合わせを。

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サービス提供元企業:株式会社川村インターナショナル

TEL:03-3267-0270
住所:東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル6F

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